□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2012年5月31日第419号 ■ ============================================================== 小沢・野田会談とその後の政局を占う ============================================================== このメルマガが有料の会員の間に限定されているからといって何でも 書けるというわけではない事を私は知っている。 だから書くことには限界があるのでそれを考慮して行間を読んでいた だければ幸甚である。 6月に入ると政局は動き出す。 だから5月最後のメルマガで少しだけ政局について触れたい。 小沢・野田会談がこのような形になることはすでに分かっていた。 野田首相が早晩小沢切りに出る事も、そして小沢一郎がそれにそなえ てかなり前から新党結成を決めている事も、私は内部情報として聞いて いた。 問題はそれが何時になるか、新党結成の成算はあるのか、あるとして その新党が私の期待する政策を掲げるものとなるのか、そしてなにより もその新党が国民の支持を得て政権をとれるようなものになるのか、 つまり小沢復権が正しい形で実現するのか、これである。 それは誰も分からない。 分からないという意味は小沢派の政治家でさえも分からないという 意味だ。 要するに小沢一郎しかわからないということだ。 そんな中で私はメディアにはおよそ名前が出てこないが、小沢一郎に 最も信頼を置かれており、小沢一郎のために本気で動いているといわれ る中堅政治家の一人と近づくことになった。 それはとりもなおさず小沢一郎の本当のブレーンになる可能性がある ということだ。 今の小沢一郎には正しい政策を直言できる本当の腹心が一人もいない というのが真相のようだ。 しかしその事はまた、私が小沢一郎の政策にもっとも影響力を与えら れる人間になれる可能性があるということだ。 私には失うものは何もない。小沢一郎に取り入って何かを得たいと いうよこしまな考えは微塵もない。 あるのはメルマガで書き続けている正義の実現であり平和外交である。 正しい生き方である。 読者の中には小沢などに取り入ることなく自分が目指す政治を自分の 手で実現することを目指せという人がいる。 確かにそれが出来れば苦労はない。それが私の究極の願いだ。 しかし、私は自分の限界を知っている。 政治の現実も知っているつもりだ。 いまの日本の政治は末期的だ。この状況を救うには既存の政治家の中 から自分が目指す政治を実現してくれそうな政治家を見つけ、その政治 家をどこまで自分の考え方に近い政治家にして政権をとれるようにする か、それがいまの日本を変える現実的な最善、最短距離だと考えている。 そしてその政治家は小沢一郎をおいて見当たらない。 小沢一郎がその期待に応えられる政治家であるかどうかはわからない。 しかし誠に僭越な言い方をすれば、小沢一郎の懐に飛び込んで小沢 一郎をそのような政治家にするということだ。 自民党と、そしていまや自民党に限りなく近づいてしまった野田民主 党の大連立政治を指をくわえて許すのか、それともそれに抗する国民 (世論)を代弁する政治を小沢一郎に命ずるのか、である。 もっと僭越な事を言えば小沢一郎の復権は私の言うとおりにするしか ない、それを小沢一郎に納得させることである。 私をその気にさせたのは西山太吉氏であった。 小沢を正しい方向に導いて日本を救え、「運命の人」のその言葉に 納得し、私は従ったというわけだ。 政策的には私の考えは小沢一郎のそれと一致している。 もはやエネルギーを投入するのは裁判や検察批判ではなく、政権を 取ることだ、政権をとればおのずと司法改革もできる、という点に ついても一致している。 問題は小沢復権を実現するための政治手法だ。 ここのところは私には何も言う権限はない。 言うつもりはない。 もし読者が、今後の政局を見ていて小沢一郎の言動に疑義を持つ ようなことがあれば、それはとりもなおさず私の疑義であり、ジレ ンマでもある。 そう思って今後の政局を眺めていただきたい。 今後の政局を見て疑問や異論があれば連絡していただきたい。 私のできる範囲で答えたいし、小沢一郎に伝わるようにしたい。 自分が小沢一郎であればどうするか、どうして日本を正しく変え ていくか、そう思って私とともに政局に参加していただきたい。 了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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