□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2012年5月5日第357号 ■ ========================================================= 橋下維新塾で安全保障論を教えた北岡伸一氏の言葉 ======================================================== 橋下大阪市長が塾長を務める維新塾が安全保障を学ぶために 岡本行夫元外務省OBや北岡伸一東大教授を講師に呼んだことは 報道で知っていた。 これで維新の会の安保政策の方向が見えた。 少なくとも安全保障政策や対米外交に関しては私と橋下維新の会 のめざすところは正反対であることが確認された。 その事自体は立場の違いだ。 どちらが正しいというつもりはない。 しかし私が驚いたのは北岡氏の次の言葉だ。 5月5日の読売新聞が維新政治塾についてこう書いている。 政策集団としては未知数だ。講義のために有識者が「詰め込み 教育」を施している、と。 そして私が注目したのがその後に続く北岡伸一東大教授の言葉だ。 読売新聞の取材にこう答えたという。 「(国政に対しても)一定の影響力を持つ維新に変な外交政策に なってもらっては困る」と引き受けたという。 北岡氏といえばあの沖縄密約の検証を岡田民主党外相から頼まれ、 その検証委員会の会長を務めた学者だ。 広義の密約はあったが狭義の密約はなかったと誤魔化して歴史の 真実を捻じ曲げた人物だ。 こんな人物に、「変な外交政策になってもらっては困る」と言って 教えられ、教えた後に、維新塾に集まってくる連中には「期待と危惧 が相半ば」と馬鹿にされるようでは維新塾も知れたものだ。 それを黙って聞き流すとしたら塾長の橋下大阪市長も情けない。 せめて間違っても政治を誤魔化すような事だけは北岡教授から学ん で欲しくない。 了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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