□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2012年4月24日第330号 ■ ========================================================= 26日の小沢判決の前にどうしても書いておきたいこと ======================================================== きょうのメルマガはこの一つにとどめておきたい。 ここ数日の間、私は連日のように東京を往復して小沢裁判の 問題に関わってきた。 小沢問題にここまで関わることは私の本意ではなかったのだが、 行きがかり上そうなってしまった。 私をそうさせたのは無私の立場から真実を追求したいと願って 小沢問題を調べてきた何人かの良心的な市民活動家の誠意と熱意で あった。 そして国会議員でただ一人、小沢問題に真剣に取り組んできた森 ゆうこ議員と話しながらその活動に敬意を抱いたからである。 小沢問題が国家的な陰謀であることはもはや疑いの余地はない。 しかし、だからこそ、その証拠を突き止めることは不可能だ。 権力側は決して証拠を見せないからだ。 たとえ証拠が見つかってもそれを認めないからだ。 そのような制約の中でどうしたら動かぬ証拠を見つけられるか。 私の関心はその一点であった。 そして様々な情報を通じて私が確信するに至ったのは「検察 審査会は開かれていなかったのではないか」という疑惑を徹底的 に検証することだった。 なぜならば小沢起訴は検察が二度にわたって不起訴にした ものを国民から選ばれた検察審査会が強制起訴したからだ。 もし検察審査会が開かれていなかったら強制起訴は成り立た ない。 裁判そのものが成立しない。 小沢一郎が裁判で問われているものが、秘書との共謀であろ うが、政治資金の記載漏れであろうが、そんな事は二の次だ。そも そも裁判が成り立たないのである。 もし検察審査会が開かれなかったにも関わらず小沢一郎を起訴した ならそれは紛れもない陰謀であり国家犯罪である。 どんなに国民が無知、無関心であってもさすがに気づくだろう。 この国はとんでもない国だ、と。 だから一点突破で「検察審査会は開かれていなかった!」という 新事実を明らかにすればいいのだ。 もちろん検察審査会が開かれていなかった、というのは誇張である。 形式的には開いた形を取っていたに違いない。 しかしそれは全員が一同に会してまともに話し合って審査したと言う 意味での審査会ではないということだ。 すべては最高裁、最高検がシナリオを書き、決議に導いたという意味 で開かれなかったという意味だ。 その証拠を市民活動家が見つけ、森ゆうこ議員と一緒になって最高裁、 最高検に質してきた。 ところが最高裁、最高検は一切の応答を拒んできた。 どうにもならないから森議員が衆参両院議長に検察審査会の実態を 調査する法務委委員会秘密会の招集を求める要請書を提出したのだ。 遅きに失したうらみはあるがそれでも判決前にそれを求めた事は 正しい行動だ。 残念ながらその要請書に署名した国会議員は720余りいる国会 議員のうちのわずか100名余りであった。 この国の国会議員が、いかに問題意識が希薄であるかということだ。 最高裁、最高検に対して臆病であるかということだ。 しかも大手メディアはこの重大な動きについて書かない。 きょう(4月24日)の新聞もほとんどもの森議員の行動を無視 している。 私が見落とさなかったのは読売新聞の記事だ。 読売新聞は「検察審査会制度に詳しい専門家」の名を借りて、判決 直前にこのような動きを見せるのは政治の司法への介入だと批判している。 とんでもない。 法務委員会で検証しようとしているのは司法官僚の実態だけではない。 検察審査会が適正に開かれていなかった事を知っていながら、あたかも それが開かれていたと当然のように書き続けたメディアの共謀性を問うこと でもあるのだ。 森ゆうこ議員の調べで検察審査会が適正に開かれていなかった事を示す 決定的な証拠が見つかった。 検察審査会法では、検察審査員を前にして検察官はなぜ起訴しなかったか、 出来なかったか、その理由を検察審査会が起訴議決する前に説明氏なければ ならない事になっている。 ところが担当検察官がそれを行なったのは何と強制議決の後だったと 証言している者がいることがわかった。 この疑惑を森議員が質したところ、その検事は顔面蒼白になった という。 以来その検事は森議員の照会に応じなくなったという。 法務委員会の目的はその検事と証言者の双方を証人喚問し、どちら の言い分が正しいかを白黒つける事にある。 ところがおそらく法務委員会は開かれないであろう。残念ながら、 政治家は動かない。 政治家を動かすのは国民だ。その国民を動かすのはメディアの 正しい報道だ。 ところがメディアが小沢問題を正しく報じない。 最後の手段は外国特派員協会における記者会見を行なうことだ。 外国特派員を通じて世界に発信するのだ。 この国は政治弾圧を公然と行なう違法国家だ、日本のメディアは それを知っていながら書かない。権力側ついて正しい報道をしない。 だから外国特派員の助けを借りてこの国で行なわれている一大政治 弾圧を世界に伝えて欲しいと訴えるのだ。 そしてその記者会見を行うのは26日の判決前でなければならない。 判決で有罪が下されればすべては終わりだ。 その前にどうしても記者会見を行なう必要があるのだ。 出来れば小沢一郎自身がそれを行なうのがベストである。 私なら記者会見に出てこう訴える。 「私は明日(26日)無罪の判決を受けると確信している。しかし たとえ無罪判決が出たとしてもその判決は無効だ。なぜならば検察 審査会の適正さに疑義が見つかったからだ。だから明日の判決言い渡し は延期される事を求める。検察審査会の疑惑が解明された後に私はいか なる判決も受け入れる。この事を伝えたいためにここに来た、」と。 果たして25日の外国人特派員協会における記者会見は開かれる だろうか。小沢一郎は出席するだろうか。 因みに私が23日に外国人特派員協会を訪れた時、そこには判決が 下される26日の午後に政治評論家のジェラルド・カーティスが 「小沢裁判、判決結果とその衝撃」というタイトルで講演することが 掲示されていたのを見つけた。 権力側はすべて見通しだ。手回しが行き届いている。 だからこそ小沢一郎は25日になんとしてでもそこで記者会見を 開かなければならないと思う。 了 ──────────────────────────────── 配信会社フーミーからのお知らせ 4月28日(土)に【天木×植草リアルタイム時事対談】第4弾リアル タイム配信が次のように決まりました。 ■天木×植草リアルタイム時事対談 http://foomii.com/files/interview/nightlive2012/ ●配信日時:2012年4月28日(土曜日) 19時00分~20時30分放送予定 今回は判決が下された(4月26日)直後の対談でもあり「小沢一郎氏 裁判」とは何だったのかについて90分間徹底討論します。 また、今回は視聴者のみなさんからの質問を事前に募集、対談中にお ふたりが直接回答します。(時間の関係上、回答できる数は限られて います。ご了承下さい。) ■質問はこちらから ⇒ http://enq-maker.com/bjjBmmY 本有料メールマガジン読者は「リアルタイム時事対談」ナマ配信を 無料で視聴いただけます。ナマ配信の視聴方法につきましては、28日当 日に有料メールマガジンでご案内します。 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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