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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

それでも野田政権倒閣を言い出さない政治とメディア
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■  天木直人のメールマガジン2012年4月15日第309号 ■   =========================================================   それでも野田政権倒閣を言い出さない政治とメディア                                                              ========================================================  今度の野田、枝野の大飯原発再稼動決定は誰が見ても暴挙だ。  だからこそ野田政権を支えるメディアも批判的に書かざるを得ない。  理解に苦しむ政治判断(4月15日毎日新聞社説)。  国民の安心どこへ(4月15日朝日新聞社説)。  最も批判的なのが東京新聞である。  連日一面トップで大きく取り上げ、野田政権の原発再稼動の政治 判断を厳しく牽制してきた。そして決定した後も野田政権批判を加速 している。  4月11日の紙面では、原発再稼動を主導したのは財界と手を組ん だ仙谷チーム(枝野経済産業相、古川国家戦略担当相、細野原発事故 担当相、斉藤つよし官房副長官)だ、などと内情を暴露するスクープ を書いた。  そしてそのスクープを他紙が次々と後追い記事にした。  野田政権は仙谷チームの言いなりで動いている、と。  ところがそれでも各紙が決して書かない事がある。  原発再稼動に批判的な東京新聞でさえも書かない事がある。  それは、原発再稼動をここまで強行するような野田政権はもはや 政権を担う資格はない、辞めろ、という倒閣宣言である。  誰も言わないその倒閣宣言をただひとり明確に行なったのが橋下徹 大阪市長だ。  再稼動の決定を知った4月13日に、「次の総選挙で(政権を) 代わってもらう」と反応した。  14日の大阪維新の緊急幹部会では民主党と全面対決する方針を 決めた。  維新の会の船中八策を読んだ時、私はこれは駄目だと思った。  昨(4月14日)の維新塾でも御用学者北岡伸一などを招いて安全 保障政策を学んでいるようでは話にならないと思う。  しかしいち早く原発再稼動反対を打ち上げた橋下氏は高く評価する。  明確に野田政権倒閣を訴えたのは溜飲が下がる思いだ。  原発反対の国民はこの橋下氏の言動をどう見ているのか。  反橋下氏派はこれもパフォーマンスだというのだろうか。  小沢一郎はどういう思いで橋下氏の野田民主党政権倒閣宣言を 見ているのだろうか。  政局ががぜんおもしろくなってきた。                              了   ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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