□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2012年4月13日第305号 ■ ========================================================= 鳩山・アフマディネジャド会談に大使が同席していた重み ======================================================== 4月13日の東京新聞「本音のコラム」で佐藤優元外務省主任 分析官が重要な指摘をしていた。 すなわち鳩山元首相がイランを訪問しアフマディネジャド大統領と 会談した際、日本の駐イラン特命全権大使が同席している。特命全権 大使とは、天皇の信任状を任国元首に奉呈し、正式に受け入れられた 日本国家の代表だ。鳩山氏が一国会議員の立場で訪問していたとすれば、 日本の大使が鳩山首相とイラン大統領の会談に同席していた事を外務省 はどう釈明するのか。大使同席は外務本省(政府)の訓令を受けて行な われたものか。(それとも大使が一存で私的な立場で同席したとでも いうのか。)首相官邸は大使が鳩山氏とイラン大統領の会談に同席する ことについて事前に伝えられていたのか(玄葉外相は知らされていた のか。知らされていたら玄葉外相はそれを野田首相に伝えていたのか) 外務省は真実を明らかにすべきだ、と。 これは重要で的確な指摘だ。 日頃佐藤優氏に批判的な私だが正しい指摘は大いに評価したい。 そしてこの指摘はそのまま言いっ放しでやり過ごされてはいけない。 会談録の公開とともに今度の鳩山・アフマディネジャド会談の経緯と 政府、外務省のかかわりあいは国会で解明されなければならないのだ。 鳩山元首相のイラン訪問の評価はそれを待って正しく下される。 鳩山批判の底の浅さが露呈されることになるかもしれないのである。 了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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天木直人(元外交官・作家)