□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2012年4月7日第284号 ■ ========================================================= まるで役に立たないその他大勢の民主党議員 ======================================================== 民主党の議員と言えば、小沢切りに狂奔している野田執行部と それに抵抗する小沢派議員たちという構図の報道ばかりであるが、 民主党議員にはその他大勢の国会議員がいるはずだ。 これほど政治が混乱し、まともな政策が何も進んでいないという のに、政権政党の国会議員である彼らは一体何をしているのか。 消費税増税問題があれほど議論されたにもかかわらず、その他 大勢の民主党議員の声は一切報じられる事はなかった。 まさか彼らのすべてが野田首相が強行しようとしている消費税 増税に賛成しているわけではあるまい。 そして今は原発再稼働問題だ。 原発再稼働の問題は消費税増税問題と並んで国民生活にとって最 も深刻な問題だ。 しかも消費税増税問題より先に結論が出されようとしている。 まさか民主党議員のすべてが野田首相が強行しようとしている 原発再稼働に賛成しているはずはないだろう。 彼らは一体内をしているのか。 そう思っていたら4月3日の日経新聞が報じていた。 民主党エネルギープロジェクトチーム(PT 大畠章宏座長)が 停止中の原子力発電所の再稼働を容認する中間報告を4月3日に了承 する方針である一方で、別のプロジェクト作業チーム(原発事故収束 対策PT 座長荒井聡)は再稼働の判断は時期尚早との提言をすでに 3月にまとめていた、と。 それを党執行部の前原誠司政調会長や仙谷由人政調会長代行が再 稼働は必要との立場で押し切るだろう、と。 荒井聡議員と言えば菅直人前首相の側近議員だ。 何のことはない。小沢・鳩山を排除した野田執行部は、今度は菅 一派を無視するというわけだ。 それをだめ押しするかのように4月7日の読売はこう報じていた。 民主党の前原政調会長は6日、原発再稼働問題は、政府に対応を 一任する方針を確認した、と。 仙谷政調会長代行は原発再稼働の関係閣僚会議に出席し、政府の判断 には党側は意義を唱えないことを確認した、と。 もはや民主党は野田、仙谷グループにどんどんと純化されていく。 その他大勢の民主党議員は一体何をしているのだろうか。 了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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