□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2012年4月6日第282号 ■ ========================================================= 「せめて米国への献金の金額だけでもつかんでおけ」と言いたい ======================================================== 昨日のメルマガ第280号で私は書いた。 どこまで日本は米国に金をむしり取られるのか、と。 そして4月5日の朝日新聞の記事を引用して、米国は普天間基地 の補修工事費約250億円を要求してきていることが明らかになった と書いた。 しかもその補修工事の内容は、兵舎や飛行場正門の補修など が優先され、滑走路の整備といった安全対策が後回しにされている と書いた。 きょう4月6日の日経新聞は一日遅れで同様の記事を掲載していた。 やはり兵舎や格納庫などが補修の対象となっている。 ところが日本側に求めてきている補修費は200億円となっている。 朝日新聞との違いは50億円もある。 あまりにもいい加減だ。 日本政府の情報提供が悪いのか、メディアの報道がいい加減なのか。 国民の血税を使う以上、せめて献金額ぐらいはもっと正確につかん でおけ、と言いたい。 そんないい加減な数字を日本は、「はいそうですか」と言って負担 するのだろうか。 それをメディアは許すのだろうか。 ちなみにこの普天間基地の補修経費についてはすでに3月7日の読売新聞 にこういう記事あった。 普天間飛行場の補修や整備のための費用負担を求められている事に ついて玄葉外相が3月6日の閣議後の記者会見で述べた言葉だ。 「・・・安全性を確保するためにもこれまでも補修は行われてきた。 米軍基地が古くなって危なければ、住民を危険にさらすことにつながり かねない・・・」 米側の要求にこたえて補修費を負担することを決めている発言だ。 しかも住民の安全確保と言っておけば理由が立つと言わんばかりの 発言だ。 しかし兵舎や正門ゲートや格納庫の補修がなぜ沖縄住民の安全を守る ためなのか。 どうせ金を支払うとしても、もう少し米側の要求を検討してから ものを言ったらどうか。 金額のいい加減さといい、補修内容の嘘といい、米国のいいなりに なって要求を丸呑みすることを決めているから、こんないい加減な発言や 報道が繰り返されるのである。 了 ────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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