Foomii(フーミー)

天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

「核テロ防止」の唯一、最善の対策は核を地球上からなくす事だ  
無料記事

□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■  天木直人のメールマガジン2012年3月25日第245号 ■     =========================================================  「核テロ防止」の唯一、最善の対策は核を地球上からなくす事だ                                                                ========================================================  あすからソウルで核サミットが開かれるという。  何が話し合われるのか。  それを決めるのは2年前にこのサミットを言い出したオバマ大統領 の米国だ。  核をテロ集団に渡さないあらゆる方策について国際協力体制を構築 することだ。    イランの核保有を阻止する事もある。  そこへ北朝鮮のミサイル発射予告が飛び込んできた。  ホスト国の李明博大統領は発射阻止のメッセージを出したいという。  そんなことをすれば宣戦布告と見なすと脅かす北朝鮮を前にして米中 がどう合意するのか、それとも合意できないのか。  そんな中で福島原発事故を抱えた日本の野田首相が出かけて行って、 福島事故もお忘れなくというのだろうか。  世界からの見舞いに感謝し、事故を起こしたことへの詫びを入れ、 そしてもう大丈夫だから安心してください、とでも言うのだろうか。  そんな訳のわからない「核テロサミット」に対して、ご丁寧にきょう 3月25日の朝日新聞は「原発事故も教訓に」という社説を掲げ、こう 書いている。  地上から核戦争の危機が消えたわけではない。  9・11後の国際社会では、テロ集団の核使用こそより現実的な脅威 ではないかとの心配が強まった。  おまけに3・11後は原発があらたな核脅威となった。  事故もテロも「想定外」としないで万全の策を練ることが福島からの 大きな教訓だ、日本は率先して安全と保安を進める覚悟を表明し、実行 すべきだ、と。  このような社説を書くために無い知恵を絞ったに違いない朝日の 論説・編集委員たちは思いつかなかったのだろうか。 「核テロ防止」の唯一・最善の策は地球上から核兵器と原発をなくす ことだということを。それを米ロ中英仏の主要核保有国が合意すること だと。  日本が貢献すべくはまさしくそれを提唱する事である。                                                                          了     ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今月発行済みのマガジン

ここ半年のバックナンバー

2025年のバックナンバー

2024年のバックナンバー

2023年のバックナンバー

2022年のバックナンバー

2021年のバックナンバー

2020年のバックナンバー

2019年のバックナンバー

2018年のバックナンバー

2017年のバックナンバー

2016年のバックナンバー

2015年のバックナンバー

2014年のバックナンバー

2013年のバックナンバー

2012年のバックナンバー

2011年のバックナンバー

2010年のバックナンバー

2009年のバックナンバー

このマガジンを読んでいる人はこんな本をチェックしています

月途中からのご利用について

月途中からサービス利用を開始された場合も、その月に配信されたウェブマガジンのすべての記事を読むことができます。2025年11月19日に利用を開始した場合、2025年11月1日~19日に配信されたウェブマガジンが届きます。

利用開始月(今月/来月)について

利用開始月を選択することができます。「今月」を選択した場合、月の途中でもすぐに利用を開始することができます。「来月」を選択した場合、2025年12月1日から利用を開始することができます。

お支払方法

クレジットカード、銀行振込、コンビニ決済、d払い、auかんたん決済、ソフトバンクまとめて支払いをご利用いただけます。

クレジットカードでの購読の場合、次のカードブランドが利用できます。

VISA Master JCB AMEX

キャリア決済での購読の場合、次のサービスが利用できます。

docomo au softbank

銀行振込での購読の場合、振込先(弊社口座)は以下の銀行になります。

ゆうちょ銀行 楽天銀行

解約について

クレジットカード決済によるご利用の場合、解約申請をされるまで、継続してサービスをご利用いただくことができます。ご利用は月単位となり、解約申請をした月の末日にて解約となります。解約申請は、マイページからお申し込みください。

銀行振込、コンビニ決済等の前払いによるご利用の場合、お申し込みいただいた利用期間の最終日をもって解約となります。利用期間を延長することにより、継続してサービスを利用することができます。

購読する