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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

だからインターネット政党が必要なのである
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■  天木直人のメールマガジン2012年3月20日第228号 ■     =========================================================      だからインターネット政党が必要なのである                                                              ========================================================  3月19日の朝日新聞「私の視点」というコラムで、金野索一 (こんの・さくいち)という日本政策学校代表理事なる人物が要旨 次のように書いていた。  国会議員になる人はどういう人かと2011年の衆院議員出身 職業別データを調べてみたら、地方議員27・6%、政治家秘書 16・3%、政党職員12・3%、なんと政治・行政出身者が約 6割を占めている、と。  国会で成立した法案を見ると政府提出(つまり官僚作成)の内閣 立法が83・5%、議員立法(国会議員提出)が16・5%。つま り国会議員の大部分が立法を行なう事無く、(官僚がつくった法案 の 議決の時の)賛成か反対かの投票要員でしかない、と。  そして官僚主導の立法は従来の法制度との整合性を最大限考慮 することになるから、作業量は多く、巨大な官僚システムが必要に なるのに比べ、議員立法は新しい社会問題に対処したより弾力的な 法律づくりとなる、だから政策決定は議員立法によらなければ ならない、と。  そして金野氏は言う。  官僚主導の立法から議員立法への転換を成功させるには、政策 立案能力や公共経営の能力がある政治家が求められるが、日本で は働きながらそのような能力をつける事は難しい。  危機感を持った私たちは、民間で政治家養成と政策シンクタンク を推進するほかはないと考えて財団法人・日本政策学校を創設した、 と。  法案を官僚任せから議員自らがつくるという議員立法の必要性は 金野氏の言うとおりだ。  しかしわざわざ政治家養成やシンクタンクをつくる必要はない。  正しい政策を企画・立案する能力を有する在野の者はこの日本の 至るところにあまた存在することを私は知っている。  仕事をしながら、いや仕事をしているからこそ、その能力が培わ れるのだ。  わざわざ政治家養成などしなくてもいい。  彼らを活用するだけで十分だ。  そしてその政策を法律に書き換える時に官僚を使えばいいだけの 話だ。  それこそが官僚の仕事であり、官僚の仕事はそれしかない。  官僚が作成する法案をチェックしし、仕上げるのが政治家とその 政策スタッフの役割である。  これが本当の政治主導だ。  私がインターネット政党をつくって目指す政治主導はまさしく そこにある。  不必要な既存の枠組みを一切排除して、在野野の知恵とこころ ざしを活用すれば、今の政治家と官僚が独占している政策よりも はるかに良い政策が実現できる。  私にはその確信がある。  イターネット政党を実現して今の政治家や官僚のほとんどが不要 であることを国民の前で証明したい。  見違えるほど日本が活性化することだろう。                         了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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