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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

朝日と二人三脚の野田首相の北方領土問題発言
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■  天木直人のメールマガジン2012年3月4日第176号 ■     =========================================================       朝日と二人三脚の野田首相の北方領土問題発言                                                              ========================================================  野田首相は3日、海外メディアのインタビューに応じ、ロシアの プーチン首相が北方領土問題を「最終決着させたい」と表明したこと について歓迎したという。  この事を3月4日の朝日新聞がわざわざ見出しをつけて書いている。  絵に書いたような二人三脚振りだ。  私は昨日3月3日のメルマガで第174号で詳しく書いたが、あの プーチン発言は朝日新聞が報道し、他社がそれを拡散したものだ。  それが捏造とまでは言わない。  しかしプーチン首相のその時の発言は、どのような状況の中でどの ような表現で発せられたものか、しかも日ロ間の最大の懸案である 北方領土問題について最高の権限を持つプーチン首相が他のメディア のいる前で発する言葉の真意がどういう意味を持つのか、それは慎重 に見極めなければならない。  ところがあたかもその発言がまるでロシアの意思だといわんばかり に一人歩きし、そして日本の首相が反応を示す。  これは正しい外交ではない。  百歩譲ってひょうたんから駒のたとえどおりこの朝日のインタビ ューがきっかけで北方領土問題が解決に向かって歩み出すとすれば 大したものだ。  野田首相にそのセンスと力量があれば見上げたものだ。  外務官僚がそのお膳立てに動けばえらい。  私は朝日と野田首相に頭を頭を下げて詫び、敬意を表する。  しかし見ているがいい。何も起こらない。動かない。  これは朝日と野田首相の二人三脚のパフォーマンスでしかない。  そして朝日と野田首相の二人三脚はこの北方領土問題だけにとど まらない。                                 朝日新聞は真実を報道するジャーナリズムを捨てて政局新聞に堕 してしまった。  その証拠がまた一つ増えたということだ。                            了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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