□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2012年2月3日第92号 ■ ========================================================= 真部選挙介入騒動であぶりだされた連合、メディアの同罪 ======================================================== 真部沖縄防衛局長の「講和」という名の選挙介入は、どんどんと その深刻さが明らかになってきた。 もはや岩国市長選挙も、過去のすべての選挙も、やり直さなけれ ばならないほどだ。 しかしここで指摘したいのは連合、メディアの同罪について である。 産経新聞だけが連日書いている。 すなわち2月2日の紙面で宜野湾市職員の労働組合(川上一徳・ 執行委員長)が組織員に対し特定の候補者の選挙運動に協力する よう呼びかけていることがわかった、と。 2月3日の紙面では「政論」という論説の中で書いている。 役人だけに責任を押しつけるな、自治労、日教組などの公官労 こそ熱心な選挙支援活動者たちだ、と。 これをいつもの産経の労働組合たたきと一蹴しては本質を見誤る。 いまや公官労は権力の中枢にある。 公務員の選挙中立が特に厳しく求められるのは、それが権力を 握っているからだ。 いまや労働組合は権力だ。 その選挙介入への影響力は野党時代とは根本的にその性格が 異なる。 真部問題に対する輿石幹事長の1月31日の記者会見のコメント が「すべて田中直紀防衛相の下で検討しているから静かに見守りたい ・・・」と、どこか腰が引けているのも、下手に騒ぐと自分に跳ね 返ってくると考えたのだろう、という産経新聞の見方は、あながち 的外れではない。 もうひとつはメディアの同罪だ。 今度の事件が表面化した後のあらゆる報道を見ていると、明らか にメディアはかなり前から知っていた。 このような選挙介入は何も今に始まったことではない事を。 防衛省が組織ぐるみで選挙介入をしてきた事を。 知っていながらそれを書かなかったのだ。 共産党議員が国会で追及し、騒ぎが大きくなってはじめて書き はじめたのだ。 この事は何も選挙介入に限った話ではない。多くの問題で見られる。 その昔、立花隆が田中角栄の金権疑惑を文芸春秋で書いたとき、 そんな事は自分たちはとっくに知っていたと新聞記者たちがうそぶいた 事があった。 知っていたならなぜ書かなかったのか。 なぜ国民に知らせようとしなかったのか。 今度の防衛省の選挙介入も、もっと早くメディアが問題にしていれ ば、もっと早く選挙介入はなくなっていたに違いない。 沖縄や岩国の選挙結果が大きく変わっていたかもしれない。 選挙介入と言う点では連合もメディアも同罪である。 了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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