□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2012年2月3日第91号 ■ ========================================================= 国債暴落を突然言い出した朝日新聞の異常さ ======================================================== 2月2日の朝日新聞に私はある種の異常さを感じ取った。 そのひとつは一面トップで三菱東京UFJ銀行が日本国債暴落 に備えた危機管理計画をはじめてつくったとスクープ報道した ことだ。 それは確かにスクープかもしれない。 しかし、いまこのようなスクープを掲載する事の意味はどこに あるのか。 その事によってさらに不安感が広まり、国債暴落の引き金になる とも限らない。 その時は朝日の責任も問われる。 そんなリスクを冒してまで一面トップで国債暴落の危機を煽る ような記事を書いた理由はどこにあったのか。 もう一つはオピニオンコラムにおいて、「国債暴落に備えよ」 と題した小林慶一郎一橋大学経済研究所教授のインタビュー記事 をほぼ1ページを使って大きく掲載していたことだ。 その中で小林教授は次のように言っている。 すなわち、このままでは日本の財政は破綻する。国債暴落が いつ起きても不思議でない。なぜパニックが起きていないのか 説明できない。国債暴落で高金利やインフレが起き、国民生活が 壊れる前に消費税を最低25%引き上げよ、それも早ければ早い ほどいい、と。 これまたとてつもなくアラーミングな記事だ。 小林慶一郎という経済学者の評価はともかくとして、卑しくも 国立大学の教授である。官僚経験を経て様々なメディアで発言し てきた学者だ。 その教授を登場させて 日本を代表する大手新聞がここまで危機 感を煽ることは異常ではないか。 それが消費税増税を後押しするための記事であれば噴飯物だ。 もしそれが本当の意味での危機感の現れであるのなら事態は 深刻であるということだ。 いずれにしても尋常な事ではない。 我々は今そのような尋常でない状況の中で生きているという 認識が必要であるということだ。 了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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