□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2012年2月3日第90号 ■ ========================================================= 民主党政権の国会答弁は実につまらない ======================================================== これから書くことはまったくどうでもいい私のひとりごとと思って 読み流してもらいたい。 ながらく官僚として国会答弁に付き合って来た者の、ノスタルジー を込めた一つの所感である。 野田首相をはじめとして岡田といい玄葉といい枝野といい古川と いい、応答にまったく余裕が見られない。 優等生答弁をすることに必死だ。 痛いところをつかれると、負けてはならじと喧嘩腰でムキになって 反論する。 「政権政党になったのだからいつまでも野党のような攻撃的な答弁 をしていたらだめだ」などと自民党議員から冷やかされる始末だ。 その一方で田中直紀防衛大臣の答弁の余裕のなさだ。 ヒゲの佐藤とか、小池百合子などに、まるで口答試験のような くだらない質問をされ、無知をさらけ出してはいけないと必死で答え てさらに恥をかかせられる。 なぜ民主党政権の閣僚はこんなに国会答弁が下手なのか。 思うに政治主導という名の下に、なんでも自分で答えようとする からだ。 優等生答弁をしなければ大臣失格とばかり身構えるからだ。 大きな間違いである。 国会答弁は、時としてうまくかわす器量が必要なのだ。 自分が答えたくない質問については官僚のほうを向いて答弁しろ と目配せするのだ。 官僚は必死で答える。ドジを踏むと出世に響く。揚げ足をとられ ないよう十分な準備が出来ている。事実関係は正確に答える。それ が官僚の取り得だ。 だからまず官僚に答弁させるのだ。官僚に仕事をさせるのだ。 それを聞いてその場で自分も勉強するのだ。 それは決して官僚主導ではない。官僚を利用するということだ。 その昔、私がまだ駆け出しの頃の国会は、答えられない時でも 黙って悠然としていた大臣が多かった。 あわてて官僚が出てきて答弁する。 野党が大臣に聞いているんだと野党が迫れば、その時はじめて おもむろに答弁にたって、いま官僚が言ったとおりだ、と煙にまく。 それでいいのだ。 米国の官僚が笑うようにしょせん国会答弁は歌舞伎芝居である。 無能な防衛大臣はかつてもあまたいた。 「その質問は重要な質問ですので官僚に答えさせます」、と答え て爆笑をさそった防衛大臣もいた。 田中直紀氏もそれくらいの度量があればと思う。 ヒゲの佐藤とか小池百合子がつまらない質問をしたら、そんな 事を大臣に聞いてどうするんだ、馬鹿にするな、もっとまともな 質問をしてみろ言い返してみたらいい。 恥をかくのは佐藤であり小池だ。 繰り返すが所詮は国会は政治ショーだ。そこで有意義な政策が 生まれることなど無い。誰もそれを期待していない。 ならばショーらしく面白くやるのだ。 大臣答弁らしく名セリフを吐くのだ。 ただでさえつまらない国会答弁が、民主党政権になってどうしよう もないほどつまらなくなってしまった。 了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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