□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2012年1月30日第81号 ■ ========================================================= 野田民主党政権にあえて増税断行解散を進言する ======================================================== きょう(1月30日)の報道は一斉に民主党政権の腰砕けぶり を報じている。 言うまでもなく、年金制度改革を裏付ける財源の試算を公表し ないと決めた事に対する批判である。 確かにこれは致命的だ。 かねてから言い続けて来たことであるが、野田民主党政権は 「税と改革」の一体化を唱えながら、増税ばかりを言い、その 前提である改革案が何も決まっていないのだ。 その中でも国民が一番関心のある年金改革についてますます 議論が混迷している。 これでは野田政権は終わりだ。 いくら解散・総選挙を引き延ばそうとしても、国民の不満は 高まり、それが橋下に対する期待をますます助長する。 そうなれば総選挙で野田民主党候補は誰も勝てなくなる。 そこで私は野田首相にあえて進言する。 どうせ負けるのだ。 今の「税と改革一体案」を掲げて早急に解散・総選挙に踏み 切るのだ。 私はもちろんそのような野田民主党候補には票を投じない。 私は如何なる意味でも増税には反対であるからだ。 ところが世の中の大勢は増税やむなしである。その前に改革 案を示してくれれば、増税は仕方がない、というものである。 しかし財政赤字を減らすためには、ちょっとやそっとの改革 ではだめである。 防衛予算を凍結するとか、政治家や公務員の数や給与を半減 するとか、霞ヶ関や永田町を解体して地方に主権を移すとか、 革命的な事を行なわないと赤字は減らない。 そういう改革を行なわなければ増税は10%では不十分なの である。 野田民主党政権の言っていることは正しいのだ。 そして自民党や橋下維新党やみんなの党が革命的な改革を行な わない限り、彼らもまた増税は避けられないのである。 無責任な政策を空手形のように振りまかないかぎり、彼らも 大増税は免れないのである。 そうであれば、試算を公表し、中途半端な改革案でもいいから 民主党案を発表し、それを掲げていますぐ解散・総選挙をする のだ。 これ以上考えても名案が浮かぶはずはない。 慌てるのは自民党であり、みんなの党であり、橋下維新の党だ。 彼らもまた自らの案を出さざるを得ない。 彼らが革命的な改革を打ち出せない限り、彼らもまた増税を言 わざるを得ない。しかも増税幅は10%ではすまないだろう。 結局、野田民主党政権と同じジレンマにおちいることになる。 絶対、絶命と思われていた野田民主党政権の起死回生策はこれ しかない。 こうして皆が増税必至と訴える政治状況になった後に、増税 反対、増税なくても改革はできる、と訴える本物の国民政党が生ま る可能性が出て来る。 私が野田民主党政権に塩を送る理由は、まさしく増税反対の真の 革命政党が生まれてくる事を期待するからである。 了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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