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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

記録を残さなかった責任はやはり菅首相にあったのだ     
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■  天木直人のメールマガジン2012年1月29日第79号 ■     =========================================================      記録を残さなかった責任はやはり菅首相にあったのだ                                                                    ========================================================  原発事故対応についての記録がないことを最初に報じたのは NHKのテレビニュースだった。  私はたまたまそれを見ていたからよく覚えている。  たしか1月22日(日曜日)の夕方のニュースだった。  NHKが資料開示要求を政府にしてわかったという。資料が なかったのだ。  それを報じるNHKのニュースには春名幹男名古屋大学教授の コメントが紹介されていた。  彼は、これはとんでもない誤りだ、未曽有の原発事故の検証を 不可能にするという意味で未来の世代に対する責任放棄だ、などと いった趣旨の事を強い口調で言っていた。  案の定、その後のメディアはこの事を一斉に批判している。  すべての社説が批判的な事を書いた。  確かに私もそう思う。責任逃れの隠ぺいはここまで及んでいるのか と思い知らされる。  ところが記録を残さなかったのはこれだけではなかった。  これを指摘することがこのメルマガの趣旨である。  きょう1月29日の朝日新聞の「政治考」という論説で星浩編集 委員が書いていた。  その論説記事そのものは、消費税増税については「歴史に残す」 覚悟で野田首相には頑張ってもらいたい、というつまらない記事だ。  しかし「歴史」といえば、という書き出しで、次のような貴重な 情報を星浩氏はその記事の中で暴露している。  「・・・民主党政権で気になる出来事があった。2010年9月、 当時の菅直人政権は尖閣諸島沖の漁船衝突事件でもつれていた日中 関係を修復するため細野豪志衆院議員(現環境相)を密使として 北京に派遣。細野氏はタイピンクオ国務委員と会談した。日本の 外務省関係者は外され、同席したのは中国側の通訳だけ。会談を受け て日中関係は改善に向けて動き出したが、交渉内容は明らかにされて いない。日本外務省にも記録は残っていない。『会談内容が漏れる のを警戒した』と細野氏は言うが、記録を残さないのは誤りだ。 細野氏が外務省の担当者に説明し、それを『秘密文書』として保存、 30年後をメドに公表する制度に委ねるのが鉄則だ。記録が残らな ければ、判断の是非も論じられない・・・」  原発事故の記録不在も大問題であるが、この尖閣諸島沖の漁船衝突 事件の記録がないことも大問題だ。  外交が私物化されている。  どうやら記録を残さないというのは、菅首相の確信犯的な行為の 結果なのである。                            了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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