□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2012年1月21日第54号 ■ ========================================================= やっとまともな増税反対論を見つけた ========================================================== 何が何でも消費税増税を断行しようとする野田民主党政権は、 どう考えても反国民的であるはずなのに、なぜいつまでたっても 賛否両論の不毛な議論が続くのか。 その最大の理由は正しい増税反対論が出てこないからだ。 そう思っていたら1月21日の日経新聞「大機小機」というコラム で「何のための消費税増税か」という反対論を見つけた。 その要旨はおよそ次のごとくだ。 もともと不要な歳出を削って子供手当などの新規政策に充てること が民主党が公約した政策の基本だったが、政権をとった後は既得権の 厚い壁に阻まれて見事に失敗した。 だから、歳出削減の失敗の責任をとって、もう一度それに挑戦する ことが先決なのに、いま民主党が行っていることは、初めに消費税 増税ありきで、その増税を認めてほしいから歳出を削減するという、 逆立ちした状況になっている。 この逆立ち現象は今年度の予算について象徴的にあらわれている。 すなわち今年度予算では税収の過小な見積もりのおかげで2.5兆円 という望外な余剰金が出た。本来はそれを借金の返済に充てるべき なのに、補正予算を組んで使い切った。あたかも歳入増が増税の邪魔 であるかのように・・・ この論者は、そのほかにも今の民主党の予算編成と執行の矛盾を 詳しく論じているのだが、そこまでの議論はもはや必要ない。 何のために消費税を上げるのかの議論の本質はここに尽きる。 そしてこのことは、岡田副首相が急に言い出した「消費税増税の 使途はすべて社会保障に限定する事に決めた。だから増税を認めて ほしい」というウソを見事に論破してくれる。 特別会計にしてその使途が明確にされるのなら話は別だ。しかし それは決して行わない。 一般会計の中に入れてしまえば金に色はない。 いくら消費税増税分をすべて社会保障費に限定するといっても、 それを上回る大きな歳出が横たわる。 その歳出が削減されない限り増税分の一部は必ずそこに流れる。 これは誰でもわかることだ。 実証出来ない事を口約束し、それを信じろという。子供だましだ。 もはや民主党政権を信用できない。 だから民主党政権の下では消費税増税は認められないという事 なのである。 だから消費税増税の前に解散・総選挙をして国民の信を問う必要 があるのである。 了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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