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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

当然のように報じられ始めた家庭電気料金の値上げ
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■  天木直人のメールマガジン2012年1月19日第48号 ■     =========================================================      当然のように報じられ始めた家庭電気料金の値上げ                                                                           ==========================================================  きょう(1月19日の)新聞記事の中で私がもっとも驚きをもって 読んだ記事が朝日新聞の「家庭電気料値上げ容認」という見出しの 記事である。  東電が企業用電気料金の値上げを一方的に発表したのは1月17日 であった。  それを各紙が17日、18日の両日にわたって報じていた。  東電の企業用電気料金値上げ発表の報道を読んで私は1月18日 のメルマガ第43号で書いた。  東電が値上げ発表を行った背景について、国民は政府、メディアに 説明責任を求めるべきだ、と。  いずれ家庭用電気料金の値上げが東電から申請されるというが、 公共料金の一方的な値上げは増税と同じだ、許してはいけない、 まさか枝野大臣はそれを易々と認めることはないだろう、と書いた ばかりだ。  ところが、企業向け電気料金の値上げが報じられてわずか一日で、 「政府と東京電力は、家庭向け電気料金の値上げについて調整に入っ た」、と朝日が報じたのである。  おそらくほかの記事も書き始めるだろう。  朝日の記事を読めば読むほど驚く。  値上げは、もはや当然視されているのだ。  そこで書かれているのは、東電への資本注入(国有化)や、原発の 再稼働や、金融機関の負担(追加融資)といった、政府・東電・金融 機関の三者間の条件闘争だけである。  私がもっと驚いたことは、この朝日の記事には、家庭電気料金値上 げの容認について、ただの一言もそれを疑問視し、批判する事が書か れていないことである。  考えても見るがいい。  東電に批判が集中していた原発事故直後の当時に、この電力料金の 値上げが東電から提起されていたなら、さすがに「ふざけるな」、と なっていただろう。  それから10か月もたたないのにこの様変わりだ。  時間の経過は常に権力側に有利に働く。  時間があらゆる不合理に慣れさせ、忘れさせる。  どんな不合理でも、それを毎日見せられるうちに、怒りの気持ちは 失せ、あきらめが出てくる。  権力者側には、組織の力があり、批判に耐えられるあらゆる知恵と 耐久力があるが、日々の暮らしで精いっぱいの一般国民は抵抗し続け る余力はない。  最後は必ず泣き寝入りすることになる。                       本当の政治改革とは、この権力側と一般国民との力関係を変える 仕組みを根本的に改める事でなくてはならないのである。                              了   お知らせ  植草・天木対談の動画サイトが以下の通り作成されましたので お知らせします。  1月28日にメルマガの購読者にこのサイトを通じて動画が配信 される予定です。  http://foomii.com/files/interview/nightlive2012/             ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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