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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

若者も高齢者も、ともに不幸な国に向かっている日本 
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■  天木直人のメールマガジン2012年1月17日第39号 ■     =========================================================      若者も高齢者も、ともに不幸な国に向かっている日本                                                                           ==========================================================  1月16日の毎日新聞に、この国が向かっている姿を象徴する 二つの記事を見つけた。  一つは社会学者の古市憲寿(ふるいちのりとし)の「リアル 30‘s」という記事だ。  そこで古市氏は要旨次のように書いている。  若者に「がんばれ」という年配の世代に虫のよさを感じる。 がんばればなんとかなる社会を彼らがつくっていてくれていたら まだしも、いまの社会の仕組みの中で、どうやったら若者にがんばれ と言えるのか。昔はずっと会社は存続し続け、年功序列で上がって いけたから若者も安い給料でもがむしゃらに頑張れた。いまは ちゃんと働ける職場も、レベルアップする仕組みもない。9時から 5時で働けるような仕事や、そこそこの給料でちゃんとした働き方 ができる仕事がなくなってきている。「今どきの若者には覇気が ない」とか「もっと怒れ」という年配の世代に対しては、世の中を 良くしてから言ってくれ、と言いたい、と。  その一方で、年配の世代の代表格である山田孝男専門編集委員は 「風知草」の中で、税と社会保障の一体改革を任された岡田副総理 に対して要旨次のように注文をつけている。  「ぶれない、逃げない」政治家の岡田克也副総理。それも、いい だろう。財政再建は国家の大計だ。だが消費税増税を受け入れれば 「安心して死ねる社会にしてくれるのか。やがてこの国は長生きする ことが幸せではなくなる国になるだろう。介護支援は年金の受給額が 維持されるとか、年金の減額を小幅に食い止めるとかいう財政措置で どうにかなるものではない。病院や施設に押し込める介護から、自宅 で普通に暮らし、困った時に助けてもらう医療・介護の実現こそ高齢化 社会に求められる施策であるが、現在進行中の一体改革は、そういう 問題にまったく触れていない。岡田副総理の本当の相手は小沢グルー プや野党ではない。猛烈な勢いで押し寄せる超高齢化の津波に決まっ ている。  この二つの意見に反対する者はいないはずだ。  若者も年配者も、日本の現状と未来に不満、不安なのである。  いまの日本は若者も年配も不幸にする国である。  働き盛りの年代はもっと厳しい毎日に違いない。  そんな日本をよくする政策は消費税増税などでは断じてない。  その消費税増税に政治生命をかける野田首相はどう考えても 異常である。                             了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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