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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

シナリオ通りのオリンパス上場維持
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2012年1月8日第23号 ■     =========================================================      シナリオ通りのオリンパス上場維持を報じた読売の記事に思う                                                                             ==========================================================  オリンパス問題は1月28日に予定している植草一秀氏との対談 で植草っさんに徹底的に論じてもらうつもりだが、果たしてその時 までにオリンパスの上場維持は最終決定されているのだろうか。  1月8日の読売新聞は東京証券取引所がオリンパスを上場維持する 方向で調整に入ったというスクープ記事を掲載した。月内にも決定 するという。  その判断の根拠は「上場廃止になれば、現在の株主が過大な責任を 負う」(東証幹部)からであるという。  上場契約違反金1000万円の支払いと引き換えに上場維持を認める という。  こんな事が許されていいのだろうか。  この読売新聞の記事を見てオリンパスの株価は急騰するだろう。  オリンパスの損失隠しが元社長の告発で発覚したのは昨年10月 だった。  その直後の急落した株価はその後思惑が交錯して乱高下を繰り返した。  それを放置したのが政府、東証だ。  粉飾決算は市場を裏切る重大な経済犯罪である。  あのエンロンでさえ潰れた。  ライブドアはあっさり潰された。  こんどのオリンパスのいわゆる「飛ばし」と呼ばれる損失隠しは 組織的であり悪質であるとさんざん報じられている。  とうの昔に上場廃止が決定されていてもおかしくなかったにも かかわらず、この3ヶ月ほどの間、オリンパスの帰趨が不透明なまま に放置されていきた。  そして今回の読売新聞のスクープ記事だ。シナリオどおりとはいえ 上場維持という決定は衝撃的だ。  私はこの不透明さの中にこそ、この国の「法の支配」についての 後進性があると思う。  経済権力犯罪の臭いを嗅ぎ取る。  なぜオリンパス問題の真相解明と株式乱高下防止に政府は迅速、直接 に関与して公正を期そうとしなかったのか。  オリンパス上場維持という大きな決定を東証に一任していいのか。  財務官僚の天下り先である東証が政府の了解なく勝手に上場維持の 判断を下せるとでもいうのか。  今回のオリンパス上場維持決定の裏に壮大なインサイダー取引の危険 性はないのか。  あたかも経済産業官僚のインサイダー取引疑惑が報じられているが、 これは氷山の一角であり一罰百戒ではないのか。  読売新聞の記事に思うところは山ほどある。                              了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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