□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2012年1月8日第22号 ■ ========================================================= 日経新聞のインタビューにも劣る玄葉外相とトルコ外相との会談 ========================================================== しつこいようだけどもう一度だけ書かせていただきたい。 私は玄葉外相には個人的うらみつらみはないが、あまりにも外交 センスがない外交を繰り返しているので書かざるを得ないのだ。 そしてこれはとりも直さず今の外務官僚たちの外交センスの無さ を証明しているのである。 1月8日の日経新聞がトルコのダウトオール外相と単独インタビ ューを行なってその内容を掲載している。 そこで日経はダウトオール外相の極めて重要な発言を引き出して いる。 すなわち国連安保理常任理事国5カ国(米ロ英仏中)とドイツを 加えた6カ国はイランは核協議を再開することで最近基本合意に達 したという。トルコとしてもイランと6カ国との双方にパイプがあり、 仲介努力を行なってきたという。 これは極めて重要な情報だ。 いうまでもなくイラン情勢は緊迫の度を増している。 イラン核協議の再開は朗報である。 イランと欧米との双方にパイプのあるトルコの役割は大きい。 そのトルコの外相と話をする格好の機会に恵まれながら 果たして玄葉外相はこの話を聞かされなかったのか。 聞かされるまでもなく玄葉外相のほうからイラン情勢について 話を持ち出さなかったのか。 日本もトルコと一緒になってイランと欧米の仲介努力を行なおう と申し入れなかったのか。 日本は原油輸入をはじめイランとの経済的影響力は大きいはずだ。 イラン情勢は日本にとっても重要だ。 ここで日本とトルコがイラン情勢の仲介努力で協力することが できれば、玄葉外相にとっても日本外交にとっても格好の外交成果 となる。 そのような話にならなかったのか。 あるいはそれを秘密外交として公表しないのか。 注目すべきはこのダウトオール外相と日経のインタビューが1月 6日にトルコで行なわれていることだ。 1月6日は玄葉外相とダウトオール外相との会談が行なわれた日だ。 ところが玄葉・ダウトオール外相会談を報じる日本のメディアは このイランと欧米6カ国との核協議再開合意について報じていない。 報じられていることは日米原子力協定を推進する事で一致したという 事ばかりだ。 何と言う外交センスの無さだろうか。 因みに日本とトルコの原子力協定の話についても外相会談について の報道記事よりも、日経新聞とのインタビュー記事のほうがはるかに 情報量は多い。 これを要するに玄葉・ダウトオール外相会談は、日経新聞のインタ ビューよりもはるかに劣るということだ。 おして知るべしである。 玄葉外相の中東訪問は無能な外務官僚がお膳立てした外遊に過ぎない という事である。 情けない話である。 了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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