□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2012年1月6日第12号 ■ ========================================================= 玄葉外相の中東訪問ほど無駄な出張はない ========================================================== どのメディアも報道しないが玄葉外相はきのう(1月5日)から 中東を訪問している。 どのメディアも疑問視をしないが、今回の玄葉外相の中東訪問ほど 無駄な外遊はない。 まずその訪問国と外遊目的だ。 今中東で何が問題であるかといえば、もちろんイラン問題であり、 パレスチナ問題だ。 ところがその問題と無関係な国ばかりを選んで訪問している。 トルコ、サウジアラビア、カタール、アラブ首長国連邦がその訪問先 である。 つぎにその目的だ。 報じられるところによればトルコでは原子力発電輸出問題であり、 サウジアラビアなど湾岸国はエネルギー資源開発協力であるという。 いずれも経済産業省に任せておけばいい話だ。 とってつけたように、「アラブの春」の民主化の動きについても協議 してくるという。 それならばチュニジアやエジプト、リビアではないのか。イエメン、 シリアではないのか。 そもそも中東民主化の動向については、現地の大使が日頃まともな 仕事をしていればわざわざ外務大臣が出かけていく必要はない。 そもそも中東の民主化に対する対応は米国に任せるしかないと言って いたのではなかったか。 そして中東訪問のタイミングだ。 いくら国会開会が1月24日からだといっても、野田政権が増税と 社会保障の一体改革で政治生命をかけている時だ。野田内閣の重要閣僚 なのだから、のんびり外遊などしている場合ではないだろう。 私はこれまでにも嫌と言うほど見てきた。 無能な政治家が外務大臣になると官僚のお膳立てに乗っかって外遊 ばかりする姿を。 国内の政治から離れ、同行記者たちと仲良く海外旅行でハネをのばす 姿を。 実はこの玄葉外相の中東訪問はとっくの前から外務官僚によって準備 されていた。 昨年12月13日の毎日新聞が報じている。その時の報道と全く同じだ。 これを要するに中東情勢とは無関係な単なる外遊なのである。 そう言えば玄葉外相は昨年11月にチャーター機を飛ばして日帰り訪中 して千数百万円の無駄遣いをしたとして批判されていた。 野田首相の訪中のお膳立てと言われたが、その訪中は直前に延期され、 なんとか年内訪中にこぎつけたものの成果はなかった。 ムダの削減は、何も政治家や公務員の定数削減や給与削減だけではない。 このような不要不急の外遊をやめさせることである。 了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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