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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

産経のスクープが号砲を鳴らした2012年解散政局の幕開け
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2012年1月5日第9号 ■     =========================================================      産経のスクープが号砲を鳴らした2012年解散政局の幕開け                                                                             ==========================================================  前代未聞の野田首相の年頭記者会見だった。  日本の文化から見れば、年の初めの記者会見ぐらいはこの国の 首相は国民に対してみずからが目指す国の将来に対して格調高く語 るものだろう。  ところが野田首相はチャーチルがナチスドイツと闘う決意を表明 した言葉をそのまま引用し、消費税増税を断固として貫く姿勢を 示した。  私はテレビを見ていなかったのでわからないが、消費税増税の決意 のほかに何か語ったのであろうか。  なにしろどの新聞を見ても記者会見の要旨なるものが出ていない。  これも異例の事だ。  これを要するに今年の政局は、消費税増税の賛否をめぐっての 解散・総選挙を前提に年初から突っ走ることになるということだ。  そういえば離党して新党「きづな」を結成した9名について、4日 の伊勢神宮参拝後に記者団に語った野田首相の言葉も異例だ。  「残念なことだ。絆が薄かったのかなと思う」  「(新党の)メンバーを見ると、私が公認決定に深く関わった人や 何回も応援に行った人、誰も(応援)弁士がいない時に泣きつかれて 行った人とかいる」  およそ激しい言葉を使わない人、悪口を言わない人、とされる野田 首相が、ここまで敵意をあらわすのは、よほど離党、新党結成が頭 にきたに違いない。  もはや解散・総選挙は避けられない。  なぜこんなことになったのか。  そこで思い出すのが1月3日の産経新聞のスクープ記事である。  その記事のなかで産経新聞は次のような驚くべきエピソードを暴露 したのだ。  すなわち昨年12月中ごろ、野田首相は指南役である首相経験者を ひそかに首相公邸に招き、消費税増税関連法案が成立しなかった場合、 衆院解散に踏み切る意向を伝えていたことが(1月)2日、わかった と報じた。  「首相の座に延々ととどまり続ける気は毛頭ない。ただ、消費税率 の引き上げは任期中に必ず成し遂げたい」  「もし不成立となった場合は総辞職をすることはない。解散・総 選挙で国民の信を問いたい」  などと野田首相は語ったという。  これを聞いた首相経験者は「首相は本気だ。解散すれば民主党は 分裂するかもしれないが政界再編が進めばそれでよい」と応じた という。  ここまで書かれたら他紙は黙っていられない。  翌日(4日)からの報道はすべてが解散・総選挙含みの記事となり、 野田総理の年頭記者会見におけるネバー発言につながったのだ。  自らの任期に言及した菅首相がその後その言葉に自縛されるように 辞任時期ばかりを問い詰められ、最後は辞任に追い込まれたように、 もはや野田首相は解散・総選挙から逃れられない。  政局は解散・総選挙に向けて加速するばかりだ。  そうであれば解散・総選挙は早いほうが国民のためだ。  一日遅らせるたびに税金の無駄遣いが進み、国民の暮らしが悪化 していくことになる。  解散・総選挙を長引かせることは政治評論家を喜ばせるだけである。                             了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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