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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

アサンジュよ、生きのびろ、そして再び立ち上がってくれ    
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2011年12月31日第930号 ■     ===========================================================   アサンジュよ、生き延びろ、そして再び立ち上がってくれ                                                                      ==========================================================  今年の最後のメルマガはアサンジュに対する応援歌を書く事に 決めていた。  民間の内部告発サイト「ウィキリークス」がアフガニスタン戦争 をめぐる米軍機密文書を公表した事を日本の大手新聞が最初に報道 したのは2010年7月27日であった。  そのことについて私は2010年8月1日発行のメルマガ第41 号で書いた。これは世界を変えることになるだろうと。  以来私はウィキリークスとその創始者であるジュリアン・アサン ジュ氏の事がメディアで取り上げられるたびにメルマガで私の思い を書いてきた。  そして私のアサンジュ氏に対する評価が決定的になったのは20 10年11月4日午後7時半から放映されたNHKクローズアップ 現代を見た時だった。  その時の思いを私は11月5日のメルマガ第177号で要旨次の ように書いた。  「ウィキリークスは権力者の不正をあばく最強のメディアだ。 その創始者のジュリアン・アサンジュ氏は国家権力の犠牲になり ながら何の訴えも抵抗もできない絶対的な弱者にとっての救世主だ。  そのアサンジュ氏をはじめて画像で見た。彼の言葉を彼自身の口 から聞いた。  『・・・この世の中には強大な国家権力の犠牲になりながら何も 抵抗出来ない弱者がいる。その人たちの為に国家権力が隠そうと しているあらゆる情報を公開し、国家権力の不正をただしたい・・』  そうテレビの前で語るアサンジュ氏の姿は、私にとって真の勇者 だ。現代の英雄だ。想像していた通り彼は本物だ。自分にはとても その真似は出来ないけれど、彼の爪の垢でも煎じて、その志の一端 でもいいから担いたいと思う。後について行きたいと思う。  私が人を褒める事はまれだが、それでも褒める人は数々いる。 しかし私の心を揺さぶり、その爪の垢を煎じて飲みたいと思わせる 人間はめったにいない。アサンジュ氏はまぎれもなくその一人だ。  画像を通じてアサンジュ氏に会えた事を嬉しく思う。彼からあらたな 勇気をもらった。私がメルマガを書く気力がなえそうになった時は、 彼の事を思い出してまた書き出そう。彼に会わせてくれたNHK クローズアップ現代に心から感謝したい。」  いまから読み返すと気恥ずかしくなるほどの高揚ぶりだ。  しかし私の思いは今も少しも変わらない。  その後ウィキリークスについて圧力が高まり、アサンジュ氏に ついての毀誉褒貶が飛び交うようになった。  私は2010年12月2日発行のメルマガ第237号で書いた。 アサンジュ氏を賛辞する者と批判する者とを分ける明確な基準は その人間が弱者の側に立つか、権力側に立つかだ。私は断然アサン ジュ氏の側に立つ、と書いた。  そのアサンジュ氏はスウェーデン女性との性的関係で指名手配 され滞在中の英国で2010年12月7日に逮捕・拘留された。 保釈された後も英国での軟禁状態の日々が続いていた。  そしてニューズウィーク日本語版11月16日号の記事である。  英国高等法院はアサンジュ氏のスウェーデン移送を認めたという。 スウェーデンに移送されるとアメリカに引き渡され、キューバの グアンタナモ米海軍基地に収容され死刑にされる可能性すらあると。  その事を私は2011年11月15日のメルマガ第802号で 書いた。  アサンジュ氏を殉教者にしてはならないと。  このアサンジュ氏のスウェーデン移送に関して、12月6日の 東京新聞がロンドン発として次のように報じていた。  すなわち英国高等法院は12月5日、アサンジュ氏の異議申し立 てを認め、スウェーデンへの移送はとりあえず先送りになった、と。  そして、仮に英国最高裁で移送決定の判決が出ても、アサンジュ 氏にはさらに欧州人権裁判所への提訴の道が開かれているので、 最終決着までにはなお時間がかかる見通しであると。  これが私が目にしたアサンジュ氏に関する直近の報道である。  アサンジュよ、生き延びて欲しい。そして再び立ち上がって欲しい。  私は初夢でアサンジュの解放を喜んでいる夢を見るつもりである。                                             了  どうか良いお年をお迎え下さい。 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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