□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2011年12月29日第927号 ■ =========================================================== 仲井真沖縄県知事を褒め殺せ ========================================================== 環境影響報告書の深夜強行提出から一夜明けたきょう(12月29日) の朝刊各紙の記事から見えてきたものをいくつかまとめてみたい。 1.一川大臣がどこまで関わっていたかについて、朝日と東京で異な った記述が見られた。すなわち朝日は一川防衛相が、「27日夜、業務 時間外に職員が運ぶように指示した」と書いているが、東京は「一川保夫 防衛相は、未明の搬入は沖縄防衛局の判断と記者団に強調」となっていた。 時間外に運べとは言ったが未明4時とまでは指示しなかったとでも言い たいのだろうか。 いずれにしても深夜持込の強行突破を野田首相や一川防衛相がどのよう な形で認めたかは、今後の検証の最大のポイントである。 2.強行搬入という手続き的な問題よりも、きょうの記事で私が最も 注目したのは報告書の内容そのものだ。 我々は膨大な報告書のすべてを検証する余裕も能力もないが朝日の次の ような記事を知るだけで十分である。 すなわち、環境影響評価については、すでに2009年に準備書という ものが出されていて、それに対して沖縄県は500件もの知事意見を提出 して様々な質問や疑問を提起して来たという。 ところが2年もかけてつくられた最終報告書には、ほとんどまともな 回答がなされていないという。 一例をあげると、危険なオスプレイ(垂直離着陸機)については騒音 被害はないとする一方で、危険性については環境評価の対象外として一切 の言及を避けている。その他にもまともな回答は皆無だというのだ。 この不誠実かつ不十分な環境影響報告書こそ日本政府の沖縄県民に対す る姿である。 3.三つ目は、こんな報告書をすんなりと受け入れた仲井真知事の正体が 明るみになった事である。 辺野古移転を容認していた仲井真知事は不利な選挙を勝つために移転反対 を言い出し、かろうじて再選を果たした。 そんな仲井真知事がどこまで本気で辺野古移転に反対しているのか誰もが 疑問を抱いてきたはずだ。その正体が今度の報告書受け取りで見事に明らか にされたのだ。 12月29日の朝日新聞に次のような記述がある。 「12月24日、仲井真知事は(報告書の)年内提出を黙認する姿勢を 示し、防衛省は(報告書提出の)環境が整ったと判断した」 つまり出来レースだったということだ。 これについては読者から次のような投稿が届いた。すなわち「12・16」 「12・19」「12・20」の晩に、藤村官房長官、斉藤官房副長官は 三度も仲井真知事と蜜会していた事が報じられている。表(交付金の増額) と裏(官房機密費)の金を使って、ここは乗るかそるかの大勝負と手を 打ったに違いない、と。 官房機密費が払われたどうかは別として、仲井真知事が、こんな不完全な 報告書をあっさりと受けとった時点で辺野古移設反対の県民を裏切ったこと は間違いない。 そうであれば我々は仲井戸真知事を褒め殺せばいいのだ。 「報告書受け取りと辺野古移転は別だ、辺野古移転反対に変わりない」 そう繰り返す仲井真知事に 「あなたは偉い。信じてるから頑張って下さい」 そう言って褒め殺せばいいのである。 これこそが沖縄県民の最強の抵抗である。 このメッセージが沖縄県民に届く事を願う。 了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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