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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

TPP交渉は秘密交渉であることが明るみになった   
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2011年12月23日第912号 ■     ===========================================================   TPP交渉は秘密交渉であることが明るみになった                                                                     ==========================================================  とんでもない事が明らかになった。  12月22日の共産党機関紙赤旗が次のように報じている。  すなわち現在、米国など9カ国が行っている環太平洋連携協定 (TPP)交渉で、交渉内容を公表しない合意があり、交渉文書は 協定発効後4年間秘匿されることになっているというのだ。  赤旗によれば、ニュージーランドのアーク・シンクレアTPP 首席交渉官が、情報公開を求める労働組合や非政府組織(NGO) の声に押され、11月末に外務貿易省の公式サイトで情報を公開 できない事情を説明する文書を発表せざるを得なかったという。  こんなことが明るみになっていたのだ。    その文書によれば、  1.交渉開始に当たって各国の提案や交渉文書を極秘扱いとする。  2.交渉文書や各国の提案、関連資料を入手できるのは、政府当局    者のほかは、政府の国内協議に参加する者、文書の情報を検討    する必要のある者、または情報を知らされる必要のある者に    限られている。  3.文書を入手しても、許可された者以外に見せることはできない。  4 これらの文書は、TPP発効後4年間秘匿される。  5.TPPが成立しなかった場合でも、交渉の最後の会合から4年    間   秘匿しなければならない。  などなどが書かれているという。  とんでもない合意だ。  こんな事を考え出すのは米国をおいて他にない。  これまでに、米国労働総同盟産別会議(AFL―CIO)、ニュージ ーランド労働組合評議会、オーストラリア労働組合評議会などや、 マレーシアなど各国のNGOがTPP交渉の情報を公開するよう求める 公開書簡をそれぞれの政府に送ってきたという。    TPP交渉がこれらの国々で警戒的に見られていたことの証拠だ。  ところが日本はどうだ。    日本政府は、交渉に参加しないと交渉内容が分からないとして、 参加を急ぐ。  しかしこの密約を知っているのだろうか。  もし知らなかったとすればとんだマヌケだ。  もし知っていたとすればそれを国民に公開しようとしない反国民的 仕業である。  それにしてもさすがの共産党だ。その機関紙の赤旗だ。  共産党を支持するわけではないが、権力者の欺瞞を追及する鋭さに 敬意を表したい。  それにしても大手メディアの無能ぶりだ。  こんな重要な公開情報を活用しようとしない。  みずからの手で調べ直して国民に知らせようとしない。  TPP交渉はどう考えてもたちが悪い。  TPP交渉に参加すべきだと唱える識者やメディアは信用ならない。                                                          了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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