□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2011年12月17日第896号 ■ =========================================================== 関連文書散逸の中で行われた福島原発事故収束宣言 ========================================================== またもや野田内閣が手続きを無視した一方的な政策決定をおかした。 突然の福島原発事故収束宣言がそれである。 この宣言が現実を無視した根拠のない宣言であることはきょう(12月 17日)の各紙が報じている通りだ。 各紙が報じるまでもなく誰もがそう思う。 なぜこんな事が行われるのか。 それはいつまでたっても原発事故の検証作業が進まないからだ。 国会であれ、政府であれ、民間であれ、いくつかの事故調査・検証委員 会が出来ているはずなのに、その検証作業がいかにも遅い。 検証作業が満足に行われていないのに、そして東電自身が収束したと 言っていないのに、どうして野田首相が記者会見で事故収束宣言ができる というのか。 そう思っていたら、もっと驚くことがきょう12月17日の毎日新聞に 載っていた。 すなわち原発対策関連の公文書が散逸しているおそれがあり、検証作業 に困難をきたしているというのだ。 我々は重要な公文書が不在のために真実の検証ができなかった苦い経験 を沖縄密約問題の際に味わったばかりだ。 あの時肝心の文書がすっぽりと抜け落ちていたことが沖縄密約の存在確認 の妨げとなった。 真実は永遠に闇に葬られた。 その愚が再び繰り返されようとしている。 これは深刻である。 関連文書の散逸は、単に検証作業に支障を来すだけではなく、被害者の 損害賠償が適正に行われるための重要な資料となる。 菅・野田民主党政権の行っている原発事故対策は無茶苦茶だ。 こんないい加減で、無責任な政権がいまだかつてあっただろうか。 まもなく2011年が終わろうとしている。 一体いつまでこのような政権に日本の将来や国民生活を任せておく事に なるのだろうか。 了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

新しいコメントを追加