□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2011年12月11日第879号 ■ =========================================================== 米国からも見限られた野田首相 =========================================================== きょう12月11日のビッグニュースは何と言っても毎日新聞の 大スクープであろう。 野田首相の来年1月の訪米が見送られることになったと一面トップ で書いている。 「複数の日米関係筋」が明らかにしたとして書かれているその内容は 要旨次の通りだ。 野田首相は来年1月で調整していた公式訪米の見送りを決めた、と。 その理由は、来年11月の米大統領選に向けた動きが年明け早々から 加速する米側の事情や、11月のAPECの際に首脳会談を行ったばかり であるからあえて1月に訪米する必要はないと判断したからだ、と。 公式訪問は来春以降になる見通しだ、と。 何から何まで中国への訪問延期と同じだ。 その理由がまったく説得力がない。 オバマ大統領は、当然ながら来年11月の大統領選挙に近づけば近づく ほど忙しくなる。 すなわち来春以降はもっと訪米できなくなるのではないか。 APECの際に首脳会談をしたばかりというが、あれは片手間の挨拶 がわりだ。だからこそ野田首相は一日も早く公式訪問したかったのでは ないのか。 これは日米両国の日程が不都合になったという報道ぶりも中国訪問 延期の場合と同じだ。 そんな事は日本側に限ってはありえない。 米国公式訪問は野田首相にとっての最優先事項である。訪米を遅らせ る理由は少なくとも日本に関しては皆無である。 ちなみに中国訪問延期の件では、藤村官房長官(12月8日朝日)と 玄葉外相(12月8日読売)が、それぞれの記者会見で口をそろえて 強調している。 「年内訪中で再調整している」、と。 少なくとも野田首相としては中旬がだめなら下旬でどうか、と何が何で も年内訪中がしたいのである。 米国公式訪問となればなおさらだ。 これを要するに米国もまた野田政権を見限ったということである。 ちなみに12月11日の朝日と読売は玄葉外相とルース米国駐日大使が 外務省で会談している事を報じている。 その会談は玄葉外相の年内訪米や普天間問題について話し合ったとされ ている。 しかし毎日新聞の大スクープが正しければ朝日や読売の記事は間違いだ ということである。 ルース大使は野田首相の1月訪米を延期したいと通告してきたに 違いない。 了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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