□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2011年12月5日第857号 ■ =========================================================== 外務省、財務省がつぶれるほどの大スキャンダルが炸裂した =========================================================== きょう(12月5日)発売の週刊ポスト12月16日号が外務省、 財務省の共謀による大スキャンダルを報じた。 それは一言で言えば駐クロアチア大使である元財務官僚がクロアチ ア大使館につとめるクロアチア女性にセクハラを働いていたという 事件だ。 それを知っていながら外務省と財務省が結託してもみ消したという 記事だ。 実はこの疑惑は月刊誌「選択」の11月号が小さく取り上げていた。 それにもかかわらず、どのメディアも後追い記事を書くことはな かった。 それを報道すれば国を揺るがす大問題になるからだ。 外務省はかつて機密費横領事件で壊滅的な打撃を受けた。 財務省はその昔ノーパンシャブシャブ接待問題で幹部が一斉に更迭 される大不祥事に打ちのめされた。 こんどのスキャンダルはその外務省と財務省が結託してもみ消した 大スキャンダルだ。 ただでさえ批判されている官僚支配である。 その官僚組織の中枢である外務省と財務省が同時につぶれると なれば日本の官僚組織がつぶれる。 それに加担するような事をメディアはできない。 外務省や財務省の恨みが怖すぎる。 だからいくら「選択」が問題指摘をしても大手メディアは後追い 記事にはしなかった。 これがメディアの暗黙の了解であると思わせるほどだ。 ところがそれを破って週刊ポストが書いたのだ。 しかもその記事は周到である。わざわざクロアチアまで取材に 赴いて大使やクロアチア政府、クロアチア関係者に取材をしている ほどだ。 そのような取材に基づいて書かれた見開き4ページにわたるその 記事は、「選択」が決して書かなかった国名や大使名を実名で明ら かにした上で、当該大使の卑劣な行状を仔細に書いている。 驚くべきはその元財務官僚の経歴だ。 財務省関税局長を務めたあと環境省に移って官房長、事務次官に 上り詰めたエリート官僚である。 驚くべきは外務省の対応だ。 内部調査までして問題の深刻性を認識していたにもかかわらず、 そのあまりの深刻性の故に省をあげてもみ消したことだ。 そしてもっとも驚くべきは、その大使の言動のあまりの理不尽 さだ。セクハラのあらゆる卑劣さがそこにはある。 もし書かれていることが事実ならば見過ごすわけにはいかない 事件だ。 それにもかかわらずこの週刊ポストの記事は握りつぶされて終わ ってしまうだろう。 大手メディアやテレビは一切取り上げないだろう。 その影響があまりにも大きいからだ。 国会でも追及する議員は誰もいないだろう。 防衛官僚の沖縄発言は政局になるが、このスキャンダルを叩いて みても得にはならないからだ。外務官僚や財務官僚に恨まれるだけ だからだ。 実は私は週刊ポストからこの事件について先週電話連絡を受けた。 私はもちろんその事件については何も情報が無い事を認めた上で、 記事にするなら周到な取材が必要だ、外務省や財務省は一切のコメント をしないだろう、それほど大きなスキャンダルである。書く以上は よほどの確証と覚悟が要る、と述べた。 その時、週刊ポストはもはや書くことを決めていた様であった。 そしてきょうの週刊ポストの記事を読んで頷けた。 その内容の確かさに私は感心した。 それでもこのスキャンダルは大手メディアに報じられることなく終わ ってしまうだろう。 それほど深刻なスキャンダルであるからだ。 さすがの私もこれ以上のコメントをしたくない卑劣で後味の悪い スキャンダルだ。 こういう事件があったという事を記録にとどめるためにこのメルマガ を書く事にした。 了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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