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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

野田首相が一川防衛大臣の続投にこだわる本当の理由
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2011年12月6日第858号 ■     ===========================================================     野田首相が一川防衛大臣の続投にこだわる本当の理由                                                                      ===========================================================  どう考えても一川大臣の続投には無理がある。  本人にも気の毒だし、政策実施、政権維持のためにも好ましくない。  誰もがそう思っているのになぜここまで野田首相が続投にこだわる のか。  その本当の理由はいずれわかるだろう。  しかし今でも分かっていることはある。  報道では一川大臣や山岡大臣が小沢の子分だから小沢に配慮して 切れないのだと書く。  これはつくり話だ。  私が小沢だったらむしろ早く辞めさせろというだろう。  なぜならば一川大臣がこのまま恥をさらして攻撃され続けるのなら その批判は小沢自身に跳ね返ってくるからだ。  こんな馬鹿な人材しか回りにいないのか、と。  子分と国益のどっちを優先するのか、と。  小沢は困っているのだ。対応策はないのだ。  もうひとつ。輿石幹事長が一川大臣の続投に固執する理由は小沢を 思っての事だとメディアは書きたてる。  輿石幹事長と小沢に配慮して野田首相は辞めさせられないと書く。  これも違う。  すでに輿石幹事長は小沢より民主党政権の一日でも長い政権維持を 優先している。  ちなみに  週刊文春12月1日号はこう書いていた。  農林官僚出身、県議出身の二世議員である一川素人防衛大臣を 後押ししたのは輿石氏だったと。  すなわち、防衛省を掌握し、いずれ参院議長をもうかがう実力を つけた北沢俊美前防衛大臣は輿石氏にとって邪魔なのだ、と。  政局記事の一つに過ぎないが、むしろこっちのほうが分かり易い。  それではなぜ野田首相はこだわるのか。  それはここで一川大臣が辞めれば一気に追い込まれるからだ。  野党の思う壺になる。  一川更迭を求めるライバル前原を利することになる。  もっとも野田首相がこのまま一川大臣で最後まで行くつもりかと 言えばそうではない。  ポイントは国会の延長無しの閉会だ。  すなわち12月9日に国会が終わってから小幅内閣改造をやれば いい。  そうなれば政局にはならない。  国会が閉会されればすべては休戦だ。メディアも書かなくなる。  いまけに内閣改造は総理の特権だ。掌握力強化の手段である。 一石二鳥だ。  しかも駄目な自民党はもはや国会延長に固執していない。石原 自民党幹事長はご丁寧に問責決議をいますぐ提出するのではなく 閉会日の9日に出すとわざわざ発言する始末だ。  党内野党の小沢も裁判を抱えて動けない。  要するに、すべては先送りなのだ。先送りするうちになんとか情勢 は変わるということだ。最強の防御策である。  それを野党もメディアも打つ手がなく認めているということだ。  壮大な時間の浪費だ。  そこには被災民や国民生活に対する視線はない。  ましてや沖縄住民のことなど念頭にない。                              了   ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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