□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2011年12月5日第855号 ■ =========================================================== わが耳、わが目を疑う長妻昭の年金引き下げ発言 =========================================================== 自民党では日本は救われない。その思いで政権交代を願った国民を 民主党が無残にも裏切ってしまった。 2年前の総選挙で民主党に投票した国民の多くはそう思っている事 についてはもはや誰も異論はないだろう。 しかしその民主党の裏切りの張本人が誰かと言えば意見は分かれる。 なにしろ今の民主党政権の主要政治家は裏切り者ばかりだからだ。 その中でも私にとって最も許し難い人物は長妻昭である。 意外と思われるかもしれない読者が多いと思うが、以下の理由を 知って納得される事を願う。 きのう(12月4日)朝のNHK日曜討論を見て驚いた。 長妻昭が国民年金引き下げは止むを得ないと言ったのだ。 考えてみるがいい。 そもそも民主党政権交代のきっかけを作ったのは年金記録不明と いう一大不祥事であった。 この事をきっかけにわが国の年金制度の欠陥が暴露され、年金 支給の不明、不平等、不正が一気に噴出した。 無名の長妻昭という民主党議員が一躍有名になったのは、自民党 政権下の官僚主導の年金制度のいかさまを舌鋒するどく追及した からだ。 その長妻昭は政権交代後の民主党政権で晴れて厚生労働大臣となり、 年金改革を行なうはずだった。彼の役目はそれしかない。 ところが官僚の反対にあってあっさりとそれを放棄してしまった。 それが長妻昭の裏切りのはじめである。 官僚に取り込まれた仙谷との争いに敗れた結果だと同情をもって 当時さんざん報道されたものだ。 しかしそれは違う。 もし長妻昭が本気で年金改革を行なうつもりなら出来たはずだ。 民主党執行部と決別して闘うことは出来た。 しかし長妻昭はそれをしなかった。 保身のために年金改革をあきらめた。 今では民主党政策調査副会長となり民主党政権中枢に居座っている。 テレビにやたらに登場し、民主党政権の弁護につとめている。 そして12月3日のNHKの政治討論番組での発言だ。 物価が下がっている事を理由に年金額は引き下げられるべきだと 言った。 私はわが耳、わが目を疑った。 ただでさえ崩壊している年金制度だ。 その事は皆が知っている。誰もが書いている。 その年金制度の抜本的改革を怠り、苛斂誅求よろしく年金負担を 徴収し続けながら、支払額を引き下げるという。 悪しき厚生官僚そのままの姿だ。 私が、この上ない怒りを込めて長妻昭こそ民主党政権の裏切り者の 最右翼にあげる理由がそこにある。 了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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