□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2011年12月4日第854号 ■ ============================================================= 石巻の雄勝町があぶない!助けよう(続) =========================================================== 私は12月1日のメルマガ第848号で読者に訴えた。石巻の 雄勝町を助けよう!と。 多くの読者からそのメッセージ拡散の協力をいただいた。 この場を借りてお礼申し上げたい。 その効果があってかどうか、12月4日の東京新聞が、「前途多難 高台移転―住民の合意難しく」という見出しをつけて要旨次のような 記事を掲載していた。 「・・・高台移転を決めた東北地方の沿岸自治体は、地区ごとに 集団移転事業に乗り出す。 しかし、震災を機に改正された「防災集団移転促進事業」を利用 しても住民の自己負担は免れず、住民の合意形成は容易ではない・・・ 宮城県気仙沼市の大浦地区は・・・6割程度は高齢者世帯・・・ 移転して家を新築することに難色を示す人もいるという・・・」 しかし、この記事は石巻の雄勝町のことには何も触れていない。 高台移転に消極的な理由は、自己負担の問題であるとか、高齢者の 反対があるとかである。 だから石井医師のような行政と住民との対立というような構図の 記事にはなっていない。 その一方で私は石井医師から連絡をいただいた。 その連絡は、「その後の雄勝町の状況を随時連絡いただければ ありがたい、報告して協力していただいた読者の厚意に礼をつく したい」という私の依頼に応じたメールである。 そのメールには謝意とともに自問自答のようなメッセージが込め られていた。 すなわち行政の方針には懐疑的であっても、行政に逆らうことには ためらいがあるという住民もいて、外部の人間が良かれと思ってその 中に入って活動しても、それがかえってありがた迷惑になってはいない か、という思いも感じる、というものであった。 実はこれこそが最も深刻な問題なのである。 福島の母子を安全なところへ一時疎開させようとする「もうひとつ の日本」づくりが、いまひとつ熱気を持って進まない理由もまさしく ここにある。 地方から日本を変えると唱えてみても、つまるところは地方住民と 地方住民が選ぶ首長がその気にならないと動かない。 それを外部の者が性急に動かそうとすると無理が生じる。 だからといって地方にまかせるばかりでは何も変わらない。 このジレンマこそが克服すべき最大の問題なのである。 それでも私はあきらめない。 地方から日本を変えるしかない。 そのことが必ず証明される時が来ると確信しているからである。 了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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