Foomii(フーミー)

天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

日米地位協定の運用見直しを評価する読売新聞の的外れ
無料記事

□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2011年11月25日第828号 ■     =============================================================   日米地位協定の運用見直しを評価する読売新聞の的外れ                                           ============================================================  玄葉光一郎という政治家はどこまでおめでたいことか。  外務官僚に言われるままに日米地位協定の運用見直しについて 「日米で合意しました」、と手柄のように得意げに発表していた。  もし外務省が、これを普天間代替飛行場の辺野古移設を強行する 見返りとして、「沖縄の負担軽減」努力の一つの証だと宣伝するつもり で発表したとすれば、とんだお門違いだ。  その合意の内容を知れば知るほどすべては米側の裁量に任されている ことがわかる。  「日本側が軍属についての裁判権行使を要請すれば米側は好意的 考慮を払う」とはなんだ。  米国の好意がなければ裁判ができないのか。  なぜ軍属なのか。軍人の犯罪は裁けないのか。  軍属とはなんだ。「米国籍を持つ文民で、在日米軍に雇用され、勤務 し、随伴するもの」だと。  こんな者まで治外法権を与えていたのか。  そもそも治外法権を認めている時代錯誤の日米地位協定を改正する ことこそ沖縄の悲願であり、日本国民としての当然の権利ではないのか。  それを米国に認めさせることが出来ずに、運用で誤魔化して終わりに することは、むしろ主権の放棄であり、占領の固定化ではないのか。  さすがに、日頃外務省に加担する大手各紙も、これだけは手放しでは 評価できない。  そんな事をすればやぶへびになるからだ。  ところが読売新聞だけは次のような見出しをつけて宣伝している。  「国民の声、日米動かす」  「米、沖縄に配慮示す」  「普天間念頭 日本側『一定の前進』 知事も評価」  これを書いた読売新聞の記者の目はフシ穴か。  いや、そうではないだろう。天下の読売新聞だ。そのエリート記者 の目がフシ穴であるはずはない。  国民を惑わす意図的な情報操作記事なのだ。  だから読売新聞はCIAの手先だと言われるのである。  だからネベツネに大きな顔をさせてはいけないのである                              了   ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今月発行済みのマガジン

ここ半年のバックナンバー

2025年のバックナンバー

2024年のバックナンバー

2023年のバックナンバー

2022年のバックナンバー

2021年のバックナンバー

2020年のバックナンバー

2019年のバックナンバー

2018年のバックナンバー

2017年のバックナンバー

2016年のバックナンバー

2015年のバックナンバー

2014年のバックナンバー

2013年のバックナンバー

2012年のバックナンバー

2011年のバックナンバー

2010年のバックナンバー

2009年のバックナンバー

このマガジンを読んでいる人はこんな本をチェックしています

月途中からのご利用について

月途中からサービス利用を開始された場合も、その月に配信されたウェブマガジンのすべての記事を読むことができます。2025年6月19日に利用を開始した場合、2025年6月1日~19日に配信されたウェブマガジンが届きます。

利用開始月(今月/来月)について

利用開始月を選択することができます。「今月」を選択した場合、月の途中でもすぐに利用を開始することができます。「来月」を選択した場合、2025年7月1日から利用を開始することができます。

お支払方法

クレジットカード、銀行振込、コンビニ決済、d払い、auかんたん決済、ソフトバンクまとめて支払いをご利用いただけます。

クレジットカードでの購読の場合、次のカードブランドが利用できます。

VISA Master JCB AMEX

キャリア決済での購読の場合、次のサービスが利用できます。

docomo au softbank

銀行振込での購読の場合、振込先(弊社口座)は以下の銀行になります。

ゆうちょ銀行 楽天銀行

解約について

クレジットカード決済によるご利用の場合、解約申請をされるまで、継続してサービスをご利用いただくことができます。ご利用は月単位となり、解約申請をした月の末日にて解約となります。解約申請は、マイページからお申し込みください。

銀行振込、コンビニ決済等の前払いによるご利用の場合、お申し込みいただいた利用期間の最終日をもって解約となります。利用期間を延長することにより、継続してサービスを利用することができます。

購読する