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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

読者からの投稿を共有するー「もう一つのメディア」の立ち上げ宣言
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2011年10月28日号外 ■   ==============================================================  読者からの投稿を共有するー「もう一つのメディア」の立ち上げ宣言  ==============================================================  オリンパス問題について書いたところ、早速以下のメールが寄せられた。  以下引用    そうでしょうか。全く逆だと思います。  それどころか、この件に関しては政府、メディア、日本の株主、 天木さんは、オリンパスに甘すぎると思っています。  オリンパスは好きな会社ですが、取締役は全員腐っている と思います。 「どの記事、報道を見ても分からないと言っている」というのは いつものように、メディアが隠蔽しているからではないのですか? 外国メディアや雑誌メディアは分からないとは言っていません。 それに、ケイマン諸島の幽霊会社への支払いはオリンパスも認めて います。  元々は2ヶ月前にFACTAという雑誌がスクープした内容です。  オリンパスの4年前の買収、特にケイマン諸島の幽霊会社への おかしな支払いにCEOの持った疑惑を無理矢理だまらせようとした 会長以下、やっている事は、泥仕合等ではありません。  双方の主張内容をCEOが会長と取締役に宛てた手紙を見ましたが、 これだけオリンパス内部での疑惑をCEOが持ち出したにもかかわらず、 まともにとりあわず何も聞かずに解任では、株主でなくても納得 できません。文化や慣習の違いで元CEOの人格を否定しするのも卑劣 です。  80年代の財テクバブルの損失を裏処理した操作が今露呈した のだと言われています。他の会社もやったことだとは思いますが、 潔癖な外国人CEOを雇ったのが失敗だったのでしょう。  しかし、一旦露呈した以上、こうなって当然のことです。 資料を見れば、とうていオリンパス肩を持つ事はできないと思います。 取締役全員が隠蔽に加担した以上、大部分が辞任すべきほどの重大 スキャンダルではないでしょうか。  この期に及んでも、隠蔽して嵐が過ぎ去るのをまつ作戦は東電と 同じ意識からでしょう・・・                         引用終わり  貴重な意見だ。日本の大企業全体に言えることかもしれない。 日本の縮図であるのかもしれない。  宣言はもう少し先にするつもりだったが、この機会を借りて私が 来年から始めようとしている「もう一つのメディア」作りについて その構想を話したいと思う。  読者の忌憚なき意見を聞かせていただきたい。  私は近く「もう一つの日本をつくる」というウェブサイトを仲間と 一緒に立ち上げて一般公開しようとしている。  10月中にも公開するつもりでいるが、慎重を帰すために期すために 11月にずれ込むかもしれないがそこのところはご容赦願いたい。  このウェブサイトは、一切の評論や議論を排し、具体的プロジェクト を実現する目的でつくるものだ。  すなわち「天木直人のメールマガジン」の対極にあるものだ。  私たちはウェブサイトを提供する。  その場に志を同じくする全国、いや世界の情熱と正義感のある人たち が集い、評論や批判ではなく、政府や官僚、大企業、御用識者などが 決して実現出来ない日本を実現しようとする試みである。  それが成功し、発展していけば、つまらない政治にかかわることなく 世の中を変えていく事ができる。  もちろん私もかかわっていく。それが正しい方向へ行くように率いて いく。  しかし、あくまでも私の取り得はジャーナリズムにかかわることだと 思っている。  私は「天木直人のメールマガジン」により集中していきたいと考えている。 そして願わくば最終的な目標を「もう一つのメディア」づくりに設定したい と思っている。  その試みを来年から始めようと考えている。  これまでのメールマガジンは私が一人で、私に考えに基づいて、公開情報 を読み解いて書いてきた。  それはそれで成功していると思う。  しかし読者からの貴重な投稿によって私のメルマガはさらに充実したもの になるだろう。  実際のところ読者からの反応は極めて少ない。  それはそうだろう。読者が私の書いたものにいちいち反応していては たまったものではない。  黙って読み流す、そのために購読しているのだ。  沈黙する読者こそ私の最大の顧客である。  しかし、極めて稀ではあるが、読者の中には私の書いたものを親切にも 補足し、あるいは間違いを正し、貴重な関連情報を提供してくれる読者が いる。  これからはそのような読者に私のメルマガの収入の一部を還元し、私の メルマガをより充実したものにさせようと思う。  もちろん、その情報を使うかどうかは私の判断であり、メルマガの編集 方針は私一人が決める。  私が判断してこれは私のメルマガの読者にとって有益だと判断するもの だけを提供する。  「天木直人のメールマガジン」は何も変わらない。  しかし優れた投稿を取り入れることによって、多くの沈黙する購読者に とっては同じ購読料でより充実したメルマガを読めのならそのほうが 読者にとっても良いだろう。  その一方で、私に記事を寄せる購読者は、いい投稿をすれば収入を手に するほかに、「天木直人のメールマガジン」の作製者の一人となれる充実 感を味わうことになる。  自分の書いた者を読者に読んでもらえるという刺激が得られる。  立派なフリージャーナリストとなれるのだ。  そのようにして充実される「天木直人のメールマガジン」は究極的には 世の中の主要な動きはそれを見ればわかる、しかも他のどのメディアより も正しい事がわかる、そういうメディアを目指す。  スポンサーをはじめとしてあらゆる圧力から解き放たれ、文字通り 真実を追求できる。  編集方針はあくまでも公開情報に基づく真実の提供だ。つまらない意見 の開陳の場には決してしない。判断するのは読者だ。違った意見を持つのも 読者だ。  しかし、私利私欲や邪心からくる判断を排し、正義と公正を本気で追及 する、そのだけは読者と私で共有したい、そういう新しいメディアの実現を 目指す。  それがうまくいくかどうかは、ひとえに私の編集能力とこころざしに かかっている。  これは私のメディアであり、同時に読者のメディアである。  そういうメルマガに来年からは発展させて行きたいと思っている。  「もう一つの日本」づくりと「もう一つのメディア」づくりは 徒手空拳の我々一人一人が、よりよい世の中を作って見せるという試み の車の両輪である。                             了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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