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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

菅首相と斉藤まさしの深い関係
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2011年7月16日発行 第507号 ■     ==============================================================    菅首相と斉藤まさしの深い関係      ==============================================================  斉藤まさしという名前を聞いてピント来た人は選挙に詳しい人だ。  その一方で、およそ選挙に関係のない人にとっては今回のメルマガは 理解不能だろう。  今日のメルマガはそういうメルマガである。  私は7月8日のメルマガ第492号で書いた。  7月5日の産経新聞が、菅直人首相の政治資金管理団体「草志会」が拉致 容疑者とその親族が関係する政治団体「政権交代をめざす市民の会」に 6000万円を超える巨額の政治献金をしていた事をスクープした、と。  凄いスクープだ。これが事実であれば首相失格である。菅首相は政府の 拉致問題対策本部長であるからだ、と。  この問題は国会の予算委員会でも取り上げられた。  それだけ大きな問題であるにもかかわらず、産経を除いた大手新聞やテレ ビはこの問題を一切報道しない。それはあまりにも不自然だ。そう7月8日 のメルマガで書いた。  ところが7月13日の産経新聞を読んで私はさらに驚いた。  菅首相から献金を受けた「市民の会」の代表が斉藤まさしであるという。  しかも斉藤まさしは本名酒井剛という革命者気取りの人物であり、名前を 使い分けている事を私はその記事で知った。  ここから先は私の個人的体験にもとづいて書くのだが、実はこの斉藤まさし という人物は私が2004年の参院選挙の際に、当時の民主党の代表であった 菅直人と石井一選対委員長から出馬要請を受けた時に知り合った人物だ。  知り合ったといっても一方的に斉藤まさしがアプローチしてきたに過ぎない。  斉藤まさしが私のところ来て、出馬は見送ってくれと言う。  当時斉藤まさしは民主党全国区から出馬していた沖縄の喜納昌吉の当選請負人 をつとめていて、私が全国区で出馬すれば票を奪い合う事になるから今回は見送 ってくれと頼みに来たのだ。  その頼みに応じるまでもなく、私はすでにその時は参院選に出馬しない事を 決めていたのであるが、その時に私は選挙請負人という、「選挙」を飯に種に している人種がいることを知ったのである。  政治の世界は選挙がすべてだ。  選挙に勝つためには普通の人間が真似のできない選挙請負人の如き人物が跋扈 する。  斉藤まさしは、彼に頼めば当選の確立が格段に高くなるという評判の人物で あった。もちろん選挙請負を頼めば報酬支払いが必要だということになる。  その一方で斉藤まさしに近づくな、という声も私の耳に入ってきた。  その時私は選挙という特殊な世界に集まる人たちの相互依存関係を知った。  偶然にも7月14日の産経新聞で桜井よしこ氏が「献金問題の深い闇」という 記事を書いていた。  同時に週刊アサヒ芸能7月21日号と週刊ニューズウィーク日本語版7月20日 号が書いていた。  斉藤まさし氏は故田英夫元社民連の参院議員の娘婿であり、同じく社民連出身の 菅直人首相とは初当選以来の菅首相の選挙協力者であるという。  菅首相の政治献金問題は北朝鮮の拉致にかかわったとされる人物への選挙支援の 問題にとどまらない。  菅首相と斉藤まさしの選挙協力関係と、その見返りとしての報酬、人件費が政治 献金という形で動いていたということこそ問題なのだ。  大手メディアは、このことは広く国民に知らせる義務があると思う。                                   了

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