□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2011年7月4日発行 第481号 ■ ============================================================== 見過ごしてはならない馬淵元首相補佐官の証言 ============================================================== 7月4日の産経新聞紙上で馬淵元首相補佐官が驚くべき証言をしている。 6月27日の内閣改造で細野豪志氏に原発事故担当大臣のポストを取られ た腹いせかどうか知らないが、人事の裏話を次のように暴露している。 「6月27日の菅首相から経済産業副大臣を打診されたけど断りました。 すると菅さんに『では首相補佐官を外れてもらうことになる』と言われた ので退任しました・・・」 そして、首相補佐官を志半ばで退くことの無念さを次のように述べている。 「首相補佐官を引き受けたのは、福島第1原発事故の収束という未曾有の 危機に対処する仕事だったからです。国土交通相を退任してから2ヶ月しか たっていなかったが『ノーの選択肢はない』と思いました・・・志半ばで 退くのは非常に残念です。でも首相が『免ずる』というならば従うしかない」 馬淵氏の証言の中で注目すべきは、なぜ経済産業副大臣を断ったかの 理由である。そのことについて彼は要旨次のように語っている。 首相補佐官の時は組織人として一切口にしなかったが、今は一議員となっ たので、誰にはばかることなるどんどんと言っていく、と前置きして語る その内容は重要な意味を持つ。 すなわち、福島第1原発事故の対応は『後から事実を出す』の繰り返し だった。1号機がメルトダウンしていたなんて原発事故担当の首相補佐官の私 でさえ発表まで1回も聞かされなかった。これでは隠蔽体質といわれても仕方 がない。経済産業副大臣を断ったのは、もしそれを受ければ隠蔽を追認する ことになる、とてもじゃないが、私にはできない・・・ この証言の持つ意味は大きい。 いずれ原発被害から国家賠償訴訟が提起される日がくれば重要な証言となる に違いない。 了

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