□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2011年7月3日発行 第476号 ■ =============================================================== なぜ沖縄に原発が造られなかったかを語らない東京新聞 =============================================================== 7月3日の東京新聞に「原発ゼロ 沖縄の知恵」と題する特集記事が 掲載されていた。 その記事が語る事は、原発のない沖縄では再生可能エネルギーの導入が 加速しつつある、スマートグリッド(次世代送電網)のモデル地に向けた 国際的な動きも本格化する、という動きである。 沖縄で出来ない事を本土で出来ないはずはない、と言おうとしている ような記事だ。 脱原発を唱え続けている東京新聞らしい記事である。 しかし、そこには見事に欠落していることがある。沖縄に原発が造られ なかった本当の理由である。 東京新聞のその記事は、沖縄に原発が造られなかった理由として、 (沖縄は)約50の有人離島を抱え「地形や電力需要の制約から原発の 運用は困難」(沖縄電力)との判断があったと書いている。 それは間違いではないだろう。 しかし、重要な本当の理由を隠している。 それは米国の意向である。在日米軍を危険にさらすわけにはいかない。 だから米軍の基地が集中している沖縄に原発を造ることを米国は認めな かったのである。 東京新聞は半田滋という名物編集委員を抱えて日米同盟の矛盾を指摘し 続ける唯一の全国紙といっていい。 その東京新聞でさえ、日米同盟の矛盾を本気で追及しようとはしない。 半田滋はあくまでもバランサーとして使われているのだろうか。 そう思わせる東京新聞の記事である。 了

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