□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2011年6月25日発行 第454号 ■ =============================================================== 松本防災相の復興相兼務人事によって菅首相の終わりが加速する =============================================================== 驚いた。菅首相の延命の鍵を握る復興相と言う重要ポスト人事に松本防災相が 兼務するという。 しかもその背景を各紙がこぞって同じように書いている。 すなわち、なり手がいなかったという。皆に断られたという。松本防災相さえも 何度も固辞していたという。菅首相に泣きつかれて最後に引き受けたと言う。 おまけに内閣改造が見送られた。これもまた閣僚を引き受けるものがいなかった というのだ。 首相の伝家の宝刀であるはずの内閣改造のなり手がなく、しかもその舞台裏が 白日の下にさらされる。 これは異常だ。取りも直さず菅首相の延命の終わりを意味する。 しかし、考えてみればこれは当然の成り行きだった。 災害復興は国家的大事業だ。誰がやっても容易ではない。しかも強力な政権が 与野党の協力を得て推し進めなければならない大事業だ。 しかし、今の日本の政治家の中で衆目の一致する復興相適任者はいない。何より も菅首相の指導力はなく、菅民主党政権に一体性はない。 すなわち今度の人事は、大震災後今日までの3ヶ月あまりに及ぶ菅民主党政権の 迷走そのものと言えるのだ。 見ているがいい。菅首相の命運は加速度的に失われていくに違いない。 民主党内の分裂がさらに進み、野党の攻撃が執拗に繰り返され、そして何よりも 震災被害者の不満が暑さとともに爆破するだろう。 今からでも遅くない。菅首相は総理を他の者に譲り、みずから復興相となって、 自らの思う事を行なうほかはない。 それこそが「燃え尽きる覚悟で取り組む」ことである。 週末にもう一度よく考えて27日の朝にサプライズ発表をするのだ。 私は本気でそう菅首相に助言したい。 了

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