□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2011年6月23日発行 第448号 ■ =============================================================== 対米従属ここに極まれり =============================================================== 難しい解説や百の評論よりも単純な事実がすべてを物語る。 その例を6月23日の二つの産経新聞の記事に見た。 一つは21日に行われた2プラス2(外務・防衛担当閣僚協議)の 舞台裏を教えてくれるワシントン発酒井充記者の記事だ。 米政府が発表した垂直離着陸輸送機オスプレイについて松本剛明 外務大臣が情報提供を求めたという。 地元沖縄で安全性や騒音への懸念が強い。情報提供を求めるのは当然 だろう。 ところがクリントン国務長官もゲーツ国防長官も明確な回答をしなか ったという。 それに対して文句の一つも言わずオスプレイの沖縄配備を認めたの である。 もう一つは東日本大震災「復興を問う」というシリーズ記事の6月21 日の記事である。 そのインタビュー相手は元米国務副長官のリチャード・アーミテージ氏 である。 日本の政治の大問題となっている復興財源について、「どう考える」と 聞く産経新聞の記者に対し、アーミテージ氏はこう答えている。 「地震や津波に遭っていない米国でも(財源不足の)問題を抱えている。 公債の発行、消費税の引き上げ、法人税率の変更など時間をかけて検討し、 限られた財源を賢明に使う方策を示すべきだ・・・」 何なんだ、これは。 馬鹿でも言えるようなこんな事を、元ベトナム兵あがりの軍人が答え、 それをありがたく新聞に掲載している。 アーミテージ氏はかつてパキスタンのムシャラフ大統領に、「言うことを 聞かなければ(爆撃して)パキスタンを石器時代に逆戻りさせるぞ」と脅か した男だ。 そんな男に復興財源をどうすればよいかなどと聞くほうも聞くほうだが、 答えるほうも答えるほうだ。 ジャパン・ハンドラーのいう事なら何でもありがたく聞く産経新聞の 対米従属ここに極まれり、である。 了

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