□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2011年4月12日発行 第262号 ■ =============================================================== ジャパンハンドラーたちに復興作りへの介入を許してはいけない =============================================================== 菅首相の手になる復興会議の発足を報じる4月12日の新聞に、 まるでタイミングを合わせたようにもう一つの会議の発足が報じ られていた。 それは米戦略国際問題研究所が4月11日に日本の震災復興に 向けて日米協力を探る特別委員会「復興と未来のための日米パート ナーシップ」立ち上げを発表した、というニュースだ。 それを4月12日の朝日と読売が報じていた。 そのメンバーには、米ボーイング社のジム・マックナーニ会長が 委員長となり、ハレム米戦略国際問題研究所長、知日派のアーミ テージ元米国務長官ら米政財界の有力者たちが参加するというが、 見逃せないのはキャンベル米国務次官補や藤崎一郎駐米大使という 日米政府の代表がオブザーバーとして会議に参加し、支援すると いうところである。 日本経団連とも連携するという。 絵に描いたような政・官・財のそろい踏みではないか。 この日本復興特別委員会についてマイケル・グリーン米戦略国際 問題研究所の日本部長が次のように読売新聞紙上で語っている。 「復興のみならず、日米同盟をさらに強い絆とするための力に なりたい」 ジャパンハンドラーたちの日本再占領の始まりである。 なんとしてでも地方から「もう一つの日本をつくる」雄たけびを あげなければならない。 了
天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説
天木直人(元外交官・作家)