□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】
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□■　天木直人のメールマガジン２０１１年３月１３日発行　第１８０号
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　　世界の平和に貢献する国連に変えることが真の安保理改革である　
　　　　　　　　　　 　
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　東北・関東大地震を報ずる３月１２日の読売新聞に、日本が安保理
拡大に向けて４カ国決議案を提出する方針を固めた、というニューヨ
ーク発の記事を掲載していた。

　まだこんな馬鹿なことを外務官僚はやっているのか。

　それを菅民主党政権は許しているのか。

　真の安保理改革とは、米国の違法なイラク攻撃をやめさせたり、国民
を空から砲撃するような独裁者を国際世論の手で阻止する事である。

　それが出来ないのは、覇権国家である米ソ中らがそれぞれの思惑から
拒否権を発動して邪魔し合っているからだ。

　安保理の真の改革は、一握りの大国が世界の平和と戦争の決定権を
独占している現状を変えることだ。

　欠陥ある安保理事会に入って米国の言いなりになる。そんな安保理改革
に固執する外務官僚と、それを追認する日本政府など世界が認めるわけ
はない。

　平和を実現する真の国連に向けて、憲法９条を掲げた日本が世界の国民に
呼びかける。国民が政府を動かす。それこそが真の安保理改革だ。

　憲法９条新党ができた暁には、それを世界に訴えてみせる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　了