□■□■ 【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン 2009年12月21日発行 第502号 ■ ────────────────────────────── 価格は消費者にとって適正に決められているか ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ デフレ・スパイラルなる言葉が頻繁にメディアで流されるようになった。 国民の暮らしが苦しくなって、値引き競争が至るところで見られる。 そんなに値下げして儲かるのか。気の毒な気もする。 儲からなければ社員に払う給与も上がらない。それどころか下がる。 購買力を失った消費者は安い価格を求めて自己防衛に努める。 価格と給与の下降悪循環というわけだ。 しかし価格は需要と供給の関係だけで単純に決められているものなのか。 12月20日の毎日新聞経済面に興味深い記事があった。 その記事は、ホンダの悩みを次のように伝えていた。 ホンダの主力小型車は「フィット」であるという。 その「フィット」のハイブリッド車をホンダは来年発売するという。 ところがそのHBフィットの価格設定にホンダは苦慮しているというのだ。 低価格に設定して「値ごろ感」を出し顧客を取り込みたい。 しかし、そうすれば併売する現行フィットと競合する。価格を決めきれずにいる というのだ。 これは消費者から見てどういうことなのか。 HBと通常の車は、製造技術のコスト差で、当然HBのほうが値段が高くなると誰しもが思う。 だからこそHBを運転する優越感が生まれる。 しかしそのHB車の価格を通常車と「食い合い」する価格レベルにまで下げられるというのだ。 売るために赤字覚悟でHBの値段を下げようとしているのか。 それともHBの価格設定がそもそも大きな利幅を取って決められていたのか。 だから通常車種の価格まで値下げしてもまだ収益が上げられるのか。 それでは通常車の価格は割高ではなかったか。それとも今度は通常車の価格を少し下げるのか。 消費者にとっては企業が決める価格設定の基準はわからない。 ひょっとして割高の車を買わされてきたのかも知れないという疑念がわいてくる。 デフレ・スパイラルとは生産者側に対する消費者側の反乱か。 それとも生産者である労働者と、消費者である労働者の弱者の間のパイの奪い合いか。 その影で内部留保を積み上げる経営者側の企業の論理が放置されたままなのか。 金を儲けて、それを労働者に還元しない企業とは何なのか。 __________________________________________ 天木直人のメールマガジン 2009年12月21日発行 第502号 お知らせ 11月22日に行われた岡留元「噂の真相」編集長との対談DVDが 発売されました。以下のとおりご案内します。 『徹底討論 普天間基地と日米密約 民主党の思惑とは』 http://a.mag2.jp/i0wy (販売価格:1260円(税込)) ⇒YouTubeサンプル動画 http://a.mag2.jp/i0wF プロフィールページ http://a.mag2.jp/i0w9 ----------------------------------------------------------------------- ----------------------------------------------------------------------- 『徹底討論 政権交代で日本が変わる 民主党政権とメディア』 http://a.mag2.jp/i0wu (販売価格:1260円(税込)) ⇒YouTubeサンプル動画 http://a.mag2.jp/i0wW プロフィールページ http://a.mag2.jp/i0wf ----------------------------------------------------------------------- お知らせ ガザでの平和行進参加の中止 やむをえない事情によりガザ行きを断念しました。 これにともない、年末、年始のメルマガは休むことなく 書き続けます。

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