■□■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □■□■ 【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン 2009年11月23日発行 第463号 ■ ────────────────────────────── 米国にも米軍基地は不要だと認める者もいる ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 次の文章を、まず黙って読んでいただきたい。 「 歴史的な政権交代を果たした今こそ、占領時代からの懸案である米軍基地問題を鳩山首相は オバマ大統領と腹を割って話し合うべきだ。でなければ、自民から民主にチェンジした意味がない・・・ 06年の日米合意は自民党政権下の過去の約束だ、と鳩山首相はオバマ大統領に言えばよかった。 現にオバマ大統領だって、前政権がポーランドと協定を結んでいたミサイル防衛迎撃基地建設の 中止を今年の9月、発表した。その理由は至ってシンプルで、政権のチェンジです。 日米メディアの反応など気にせず、鳩山首相もチェンジしたいと直言すればよかった。オバマ大統領は その言い分に耳を傾けたでしょう・・・ 米国防総省は、緊急時以外は、普天間基地にいる海兵隊が、嘉手納にいる空軍と基地を共有して使えば いい、と統合案を提案した。しかし、空軍と犬猿の仲の海兵隊がこの案に強く反対し、うやむやになった。 もともと米国にとって普天間は優先度が低く、『明日、普天間がなくなっても困るわけじゃない』 という認識です・・・ 神奈川県にあるキャンプ座間は、米軍で『博物館』と揶揄され、実質的な戦闘機能はほとんどない。 横須賀、横田基地と統合することは可能でしょう。都心の一等地の南麻布に、米軍が占領時代に接収した 米軍専用の宿泊施設『ニューサンノー米軍センター』が今もあるが、実はあまり稼動していない。ホテルが 多くあるので必要ない。(東京・青山公園に隣接する『赤坂プレスセンター』も米軍が旧日本軍施設を接収し、 現在は独身将校の宿舎として使っている。しかし)入居人数も減っており、存続させる必要はない・・・」 要するに在日米軍はもはや必要ないと言っているのだ。 この言葉は、元CIA東アジア部長のアーサー・ブラウン氏(58)の言葉である。 東アジア情勢を2005年まで25年間、分析してきた人物だという。ブッシュ、クリントンなど歴代 米大統領に東アジア政策を進言していたという。文字通り米国情報機関の東アジア情報通であり専門家である。 ブラウン氏のような米人専門家には、日本の官僚は決して接触せず、日本のメディアもまた、そのような 米国専門家の意見を取り上げることはない。 日米安保問題で決まって登場する米国人はマイケル・グリーンとかアーミテージとかに相場が決まっている。 同じ人物が、同じ発言を繰り返す。それをあたかも米国の意見であるかのように報道する。 私は、これが意図的な情報操作というよりも、人脈作りを怠った単なる怠慢であると見ている。 限られた人間との関係を大切にし、それらの意見をあたかも米国の意見であるかのように喧伝する ほうが楽なのだ。 これでは本当の事はいつまでたってもわからない。日本国民は馬鹿にされたままだ。 このインタビュー記事を掲載したのは週刊朝日(11月27日号)である。 対米従属に劣化してしまった朝日新聞本社に対する、山口一臣週刊朝日編集長のささやかな抵抗と私は見た。 __________________________________________ 天木直人のメールマガジン 2009年11月23日発行 第463号

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