■□■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □■□■ 【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ 天木直人のメールマガジン 2009年11月17日発行 第453号 □■ ─────────────────────────────── ■ 筆坂秀世氏は第一級の政治評論家になった ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ このメルマガの読者に日本共産党員や日本共産党支持者の読者がおられたらご容赦願いたい。 元日本共産党の政策委員長までつとめあげた筆坂秀世元参院議員について書かせていただく。 筆坂氏が政策委員長として活躍していた時、彼の鋭い国会質問や政治討論に、官僚でありながら私は 胸のすく思いを感じていた。 その彼がセクハラ疑惑で日本共産党を追われた事に私は驚いた。私は彼に会いたくなって面会を求めた。 彼は見ず知らずの私の面会の要望にも気安く応じてくれた。 以来、組織を追われた者同士のよしみで意気投合した。 その縁あって「九条新党宣言」(展望社)なる対談本まで出す事になった。 筆坂氏は日本共産党を解雇された後に「日本共産党」(新潮新書)などを書いて日本共産党批判を くり返し、日本共産党から徹底して嫌われている。 その筆坂氏と共著を出した私もまた、日本共産党からは一切声がかからなくなった。 それまでは護憲、平和外交を訴える日本共産党の集会によく招かれていたのに、である。 「九条新党宣言」は私の気に入った本であり、今読み返しても面白いと一人悦に入っているが、 なぜか売れなかった。 以来筆坂氏との付き合いも間遠になっていった。 たまたま立ち寄った本屋で、偶然に筆坂氏の最近著である「政党崩壊─2010体制を生き延びる 条件」(講談社+α文庫)を見つけ、それを買い求めて読んだ。 これが実に的確な今の政局評論となっている。 その詳細をここで紹介する余裕はないが、そこに書かれている事は、ことごとく私が日頃考え、 主張してきた事である。 久しぶりに私は筆坂氏にメールを入れて激励した。 「これであなたは第一級の政治評論家となった。なまじっか政治家として復帰するような色気を 出さずに、今後は混迷する日本の政局を一刀両断にしてほしい」、と。 すかさず筆坂氏からメールの返事があった。 めったに人をほめる事のない天木さんから最大級の賛辞をもらってこれほどうれしい事はない、と。 私の讃辞など何の役にも立たないが、しかし私の見立ては常に正しい。 日本の政治の将来に少しでも興味のある読者がおられたら、「政党崩壊」に目を通してみる事をお勧めする。 いまや筆坂秀世は矢野絢也の後に続く、第一級の政治評論家である。 ──── 天木直人のメールマガジン 2009年11月17日発行 第453号

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