■□■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □■□■ 【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ 天木直人のメールマガジン 2009年10月24日発行 第415号 □■ ──────────────────────────────── ■ 押尾事件の奥にある本当の悪 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 押尾事件の本当の問題は何か。 それは押尾の薬物使用ではない。 女性の死を放置したという殺人容疑でもない。 それらはいずれ裁判によって明らかにされ、裁かれる。 しかし、決して裁かれる事のない本当のワルは他にいる。 彼らは決して表には出てこない。法を犯していない。だからお咎めなしだ。 しかし、法を犯していなくても、人としてのあるべき生き方に背く悪徳だ。 ファクタというインサイダー経済月刊誌の最新号に、この事件の裏にある悪徳が 詳しく述べられていた。 すでにスキャンダル雑誌では報じられてきた話ではあるが、私もそれらの一部を メルマガで書いてきたが、このファクタの記事は、それらの中の決定版であると言っていい。 実名入りだ。断定的だ。 人生を実直に生きて一生を終る大方の人たちにとっては、およそ縁のない話である。 書くのも不快だからここでは詳しくは繰り返さない。 一口でいえば、企業買収がらみで百億単位の金を手にした成金女性経営者が、一般庶民には手の 届かない法外な値段の六本木の豪華マンションの一室を提供し、欲望に群がる交友関係者たちのと 金とクスリと性欲の背徳を楽しんでいた、その氷山の一角が押尾事件だったということだ。 押尾がドジを踏まなかったら、今も同様の遊興が繰り返されていることだろう。 その交友関係の中には多くの芸能人や社会的地位のある者たちの子息が含まれていると噂される。 だから警察、検察は及び腰だという。だからメディアが流すニュースには、その事は一切触れられない。 押尾の犯罪ばかりが報じられる。女性の事故死ばかりが報じられる。 こんな事が許されていいのか。 そう思いながらこのメルマガを書いていた時に、下水清掃会社から派遣された若者が訪れてきた。 調子が悪くなって久しい安普請の我が家の下水配管掃除を頼んでいた事をすっかり忘れていたのだ。 珍しさも手伝って、笑顔が気に入ったその若者の行う下水配管掃除の様子を眺めていた。 そのうち、懐中電灯で照らしたり、ホースの端を持ったりしながら、2時間余りに及ぶ清掃に付き合う ことになった。 代金は5800円。それが清掃会社にわたり、この若者の汗まみれの2時間余りの労働の対価は、いくらほど かと思ったりする。 そんな私のケチくさい思いなどお構いなしに、その若者は、もう一軒行くところがあると言って、丁重な礼を 述べて急いで去って行った。 誠実に生きる事は難しい。しかしやはりそれは大切だ。何よりも強い。 その日一日私は上機嫌だった。 ──── 天木直人のメールマガジン 2009年10月24日発行 第415号

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