Foomii(フーミー)

天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

「天木直人メルマガ」第380号 鳩山民主党は率先して国会運営を改革せよ
無料記事

■□■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □■□■ 【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■   天木直人のメールマガジン 2009年10月1日発行 第380号 □■  ──────────────────────────────── ■       鳩山民主党は率先して国会運営を改革せよ         ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  月が変わって今日から10月1日。たまには建設的な事を書いてみる。  国会運営といえば政党や政治家の決めることだと国民は思い込んでいるかもしれないが、 それは大きな間違いだ。  適切な国会運営こそ有権者であるわれわれが国会議員に求めなければならない。  国会運営に関する二つの記事に注目した。  一つは今日10月1日の各紙で一斉に報じられている臨時国会の召集日だ。政府は10月25日の 参院補選の後に招集する方針を固めたという。  こんなふざけた話はない。国民生活の困窮が待ったなしのなかで、ただでさえ早急に国会を召集し、 国民救済の諸施策を講じなければならないというのに、この悠長さだ。  選挙第一。二番目はテレビ出演、本来の国会審議など後回しだと言わんばかりの政治家のご都合主義だ。  もう一つは9月30日の朝日新聞の記事だ。民主党は29日、国会答弁を副大臣や政務官まで答弁できると 決めたという。  朝日新聞は、民主党は野党時代は国際会議の予定があるのを承知で大臣の出席を求め自民党政府を揺さぶったが、 与党になって方針転換した、と皮肉っている。  ご都合主義といえばそれまでだが、私はしかし、これはいいことだと思っている。政務三役が一体となって国会答弁 に臨むほうが、官僚に答弁させるよりもはるかに政治主導の国会論議が出来る。  むしろこの記事を読んで私が感じた事は、その気になれば国会運営の細かな取り決めは政府・与党で決められる ということだ。  それならば、私は鳩山民主党にぜひとも臨時国会で始めてもらいたいことが二つある。  一つは国会審議では原則として官僚(政府委員)の答弁を禁止し、大臣以下政務三役全員の出席の下に、これら 政治家が自らの頭で考えて答弁するというルールを確立してもらいたい。  その昔、自民党のある大臣が、「その質問は重要ですから(間違えてはいけないので)官僚に答弁させます」という 名せりふをはいて、これが語り草として伝えられている。  これを改めることこそ政治主導の国会運営だ。もっともこの点については脱官僚の鳩山民主党なら実施してくれるだろう。  もう一つは、そしてこちらのほうがはるかに重要で有意義な事であるが、質問は原則として野党に限るというあらたな ルールを鳩山民主党には是非とも導入してもらいたい。  そもそもこれまでの国会審議がつまらなかった最大の理由は、議席数に応じて質問時間が割り振られ、 与党である自民党、公明党議員の質問が大半であったからだ。  その結果質疑は八百長になる。あるいは質問者が選挙対策、地元対策のごとくテレビにむかって芝居をする。  政府の政策を追及する野党議員の質問時間が少なくなっていつも消化不良で終わる。  こんな茶番はない。  今度の国会からは野党は自民党、公明党、共産党だけになる。  健全野党の共産党は間違いなく鋭い質問を繰り返し鳩山民主党政権の不備をついてくるだろう。その事はまた 国民にとっても、鳩山民主党政権にとってもいいことだ。  公明党も優秀な議員が揃っている。10年ぶりに野党になって張り切って質問するだろう。  問題は自民党だ。官僚に胡坐をかいてきた自民党議員は困るかもしれない。  しかし自民党の再生のためには鋭い質問を繰り返して民主党政権を追い詰めなければ国民の信頼を回復できずに 万年野党になってしまう。  自民党議員に勉強をさせて国会質問の機会を多く与える事は自民党のためでもある。  かくして国会審議は熱を帯びるに違いない。これこそが国会再生の最善の方策だ。  後は政府・与党である民主党がそれを認めるかどうかだけの話だ。  国民政党を標ぼうする鳩山民主党であれば、このあらたなルールを確立し、野党のいかなる質問も受けて立つ という横綱相撲を見せてもらいたい。                            ────    天木直人のメールマガジン 2009年10月1日発行 380号        以下のとおり「天木直人メルマガ懇親会」を行います。ふるって参加ください。                     記     10月03日(土)  豊橋(愛知県)懇親会     場所 豊橋市民文化会館 第三会議室     〒440-0862豊橋市向山大池20-1     TEL:0532(61)5111     FAX:0532(64)1356     豊鉄バス(豊橋駅前4番乗り場)     岩田団地線・西口線・飯村岩崎線・金田住宅線台町     バス停下車徒歩3分     駐車場158台     時間 13:30-16:00     10月10日(土)  静岡(静岡県)懇親会     場所 静岡市民文化会館(第一会議室)     「静岡市民文化会館」     駐車場あり 約260台収容     住所:静岡市葵区駿府町2-90     電話:054(251)3751     静岡駅北口 20番バス停留所から     すべて静岡市民文化会館へ行きます     時間 13:00-16:30

今月発行済みのマガジン

ここ半年のバックナンバー

2026年のバックナンバー

2025年のバックナンバー

2024年のバックナンバー

2023年のバックナンバー

2022年のバックナンバー

2021年のバックナンバー

2020年のバックナンバー

2019年のバックナンバー

2018年のバックナンバー

2017年のバックナンバー

2016年のバックナンバー

2015年のバックナンバー

2014年のバックナンバー

2013年のバックナンバー

2012年のバックナンバー

2011年のバックナンバー

2010年のバックナンバー

2009年のバックナンバー

このマガジンを読んでいる人はこんな本をチェックしています

月途中からのご利用について

月途中からサービス利用を開始された場合も、その月に配信されたウェブマガジンのすべての記事を読むことができます。2026年9月19日に利用を開始した場合、2026年9月1日~19日に配信されたウェブマガジンが届きます。

利用開始月(今月/来月)について

利用開始月を選択することができます。「今月」を選択した場合、月の途中でもすぐに利用を開始することができます。「来月」を選択した場合、2026年10月1日から利用を開始することができます。

お支払方法

クレジットカード、銀行振込、コンビニ決済、d払い、auかんたん決済、ソフトバンクまとめて支払いをご利用いただけます。

クレジットカードでの購読の場合、次のカードブランドが利用できます。

VISA Master JCB AMEX

キャリア決済での購読の場合、次のサービスが利用できます。

docomo au softbank

銀行振込での購読の場合、振込先(弊社口座)は以下の銀行になります。

ゆうちょ銀行 楽天銀行

解約について

クレジットカード決済によるご利用の場合、解約申請をされるまで、継続してサービスをご利用いただくことができます。ご利用は月単位となり、解約申請をした月の末日にて解約となります。解約申請は、マイページからお申し込みください。

銀行振込、コンビニ決済等の前払いによるご利用の場合、お申し込みいただいた利用期間の最終日をもって解約となります。利用期間を延長することにより、継続してサービスを利用することができます。

購読する