■□■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □■□■ 【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ 天木直人のメールマガジン 2009年9月28日発行 第375号 □■ ──────────────────────────────── ■ 岡田外相に読ませたい核持ち込みの事実を語る衝撃的なスクープ記事 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 今日28日の日経新聞は、外務省が核密約の調査をスタートした、という記事を掲載していた。 なにをもたついているのだろう。とっくにスタートしているとばかり思っていた。 北米局の出身者ら約15人の調査チームが約3700冊にわたる関連資料を調査し、11月末をめどに 報告をまとめるという。 ご苦労な事だ。しかしろくな報告書は出来ないだろう。 密約があったかどうかは、その気になればすぐにでもわかる。 けれども、米国が非核三原則に反してどこまで核兵器を持ち込んでいたかという、より重要な問題については 分からずじまいのままに終わるだろう。 外務省職員の手になる調査をどこまで信用できるかという問題がある。 外務省職員の能力に限界があるという問題がある。 しかし、それにもまして大きな限界があるのは、果たして外務省は米国からどこまで核持ち込みの事実を 知らされていたのか、という根本的な問題があるのだ。 密約についての調査報告を待つまでもなく、核持ち込みの事実を語る衝撃的なスクープ記事を見つけた。 発売中の週刊金曜日9月25日号に、TBSアメリカ総局長金平茂紀氏の手による、「核廃絶」と「核密約」 -存在の耐えられない落差ー、という見出しの記事が掲載されている。 岡田外相はこの記事を是非とも読むべきだ。外務省職員に読ませるべきだ。 この記事は、米国の極秘文書に基づいて米国の核兵器持ち込みの衝撃的な実態を明らかにしている。 その記事が教えてくれる次の一例を知るだけで、米国の核持ち込みは米国にとって当然の方針であった事がわかる。 たとえば、沖縄には19種類の核兵器が貯蔵・配備されていた。これらは沖縄本土復帰の翌月、すなわち 72年6月までにすべて撤去された事になっているが、本土復帰記念式典が那覇で開かれていた時点でもなお、 沖縄の米軍基地に7種類の核兵器が配備されていたというのだ。 たとえば、日本本土にはNonnuclear Bombがあった。この聞きなれない名の爆弾は、国務長官ダレスが国防長官 ウィルソンにあてた1955年3月附のトップ・シークレットの書簡によって、次のごとく見事に説明されている。 すでにこの時点で核兵器の日本本土配備は米国の方針だったのだ。 「・・・日本に核物質込みの核兵器コンポーネントと、核物質抜きのコンポーネントの双方を配備することが 好ましい(が)、現時点では核物質込みのコンポーネントを配備するには、(日本国内の)政治的な障害があり、 核物質抜きのコンポーネントをまず配備するのが妥当である・・・東京駐在の(アリソン)大使が日本の政治状況を 再検討しており、近い将来、核物質が装填されたコンポーネント持ち込みの保証が得られる条件が ・・・決定されよう・・・」 たとえば、1962年の段階で、ルメイ空軍参謀総長は政府部内の会議で次のように述べている。ちなみにルメイ とはあの東京大空襲を実行した張本人だ。その功績で栄達を遂げた人物だ。なにを狂ったのか、佐藤内閣の1964年 に小泉純也防衛相はそのルメイを叙勲している。 「・・・日本国内には訓練用の本物そっくりの模擬核爆弾が多数運び込まれているので、こっそりと本物の核爆弾を 持ち込んだってわかりゃしない。自衛隊幹部に事後通知すればいい・・・」 たとえば、ライシャワー駐日大使の特別秘書官をしていた米日財団のジョージ・パッカード氏は金平氏に 次のように述べたと言う。ライシャワー大使さえも日本に核兵器があることを十分に知らされておらず、その存在 を国務省職員の密告で知って激怒し、ラスク国務長官に辞表をたたきつけた、と。 これらは、いずれも情報公開された米国政府の極秘文書によって明らかになったものだ。 繰り返して言う。岡田外相はこの週刊金曜日の金平茂紀氏の記事を読むべきだ。 そして外務省に命じて行おうとしている日米密約の有無の調査よりもはるかに重要な事があることを知るべきだ。 それは日本の知らないところで、日本の想像している以上にはるかに深刻な核持ち込みが行われていたという 事実である。 ──── 天木直人のメールマガジン 2009年9月28日発行 375 連絡願います。 有料メルマガ読者さんサポート窓口 customer@magpre.com 「メルマガが届かない」を解消するためには http://www.mag2.com/info/renew/webmail.html 以下のとおり「天木直人メルマガ懇親会」を行います。一人でも多くの参加者を 期待します。 記 10月03日(土) 豊橋(愛知県)懇親会 場所 豊橋市民文化会館 第三会議室 〒440-0862豊橋市向山大池20-1 TEL:0532(61)5111 FAX:0532(64)1356 豊鉄バス(豊橋駅前4番乗り場) 岩田団地線・西口線・飯村岩崎線・金田住宅線台町 バス停下車徒歩3分 駐車場158台ゥ 時間 13:30-16:00 10月10日(土) 静岡(静岡県)懇親会 場所 静岡市民文化会館(第一会議室) 「静岡市民文化会館」 駐車場あり 約260台収容 住所:静岡市葵区駿府町2-90 電話:054(251)3751 静岡駅北口 20番バス停留所から すべて静岡市民文化会館へ行きます 時間 13:00-16:30

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