■□■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □■□■ 【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ 天木直人のメールマガジン 2009年9月26日発行 第372号 □■ ──────────────────────────────── ■ 民主党政権の課題を象徴する八ッ場ダム、JAL問題 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 世の中の動きを正しくつかむために何が重要な情報であるのか、それをどう読み取っていけばいいのか。 この基本的視点に立って鳩山新政権が出来た後も毎日テーマを定めて書き続けている私であるが、本日の メルマガを配信する前に、ここでどうしても読者に書いておきたい事がある。 ここにきて読者の数が減りつつある。その理由の一つが、批判的トーンが下がってつまらなくなった、批判の 対象がぶれてきた、というのがある。 もし一部の読者に私のメルマガがそう映っているとしたら、その読者に私の考えを述べなければならない。 民主党政権は今では巨大権力だ。だからその権力もまた批判されなければならない。そして連立政権下の 政治家もいまや権力者だ。それらへの批判のネタも事欠かない。 しかし、いまだ民主党政権の権力は確立していない。それどころか長年の自民党政権下で蓄積された政官財癒着の 負の遺産に悪戦苦闘している。民主党政権批判を始めるには早すぎる。 その一方で自民党や、官僚、大手メディアによる民主党政権の足を引っ張り合いが目につく。 だからといって、今更自民党を批判しても意味はない。もはや近い将来自民党が民主党に対抗できる勢力に 返り咲く可能性はない。 官僚と大手メディアは確かに警戒すべき対象だ。今となっては最大の批判対象者だ。 しかし彼らもまた変わらざるを得ない。 官僚も大手メディアも、政権交代によって生じた予想以上の政治の変化に、戸惑い、どう対応すべきか わからないのだ。 彼らもまた最後は国民の側につくしかない。 官僚は国民を敵に回す事は出来ない。国民から選ばれた民主党政権の政治主導に反旗を翻すような官僚は、 もはや保身しか将来のない幹部官僚はともかく、将来性のある若手官僚にはいない。 大手メディアの最大の関心は視聴率であり、購読者だ。視聴者、購読者にそっぽを向かれるような報道を 繰り返していては存続できなくなる。彼らもまた試されているのだ。 このような大きな変化の中で、旧態依然として、自民党、官僚、大手メディアを従来通り批判し続ける事は、 ネット上に飛び交う評論ならいざ知らず、私はそれはしない。 私のこれからの視点はこうだ。 自民党政権下で蓄積された負の遺産を民主党政権と一緒になって解決していく。何が正しいかをともに考えて いく。その過程で正しい解決の足を引っ張る者を見つけて、それを批判していく、これである。 批判対象は与野党の政治家を問わない。官民を問わない。左右を問わない。組織を問わない。 問題は何が正しい政策であるかということだ。 たとえば八ッ場ダム問題、JAL問題である。 それらは自民党政権下の政財官の癒着構造がもたらした負の遺産である。これからも続々と同様の難問が 表面化し、そのつど民主党政権に襲いかかってくる。 その対応に苦慮する民主党政権をながめるだけではなく、あるいは批判するだけではなく、民主党政権を 叱咤激励し、ともに正しい解決策を模索していくべきである。 およそすべての関係者を満足させられる解決策などない。必ず賛否両論が出る。 しかしもはや今の日本は諸問題の解決が待ったなしである。早急な政治決断が求められる。その時に配慮 されなければならないのが、政治に振り回される住民であり、弱者である者たちの人権、利益である。 たしかに前原国土交通相が、着任早々建設中止を言い出したのはまずかった。それが彼の欠点かもしれない。 しかし彼はその事を潔く詫びた。その事とダム建設の裏にある自民党政権下の諸悪の是正はまったく別問題だ。 よほどの再建策でなければJALの存続は難しいらしい。しかし年金を削減される元職員ははやり気の毒だ。 政治家であれ、官僚であれ、学識経験者であれ、指導者は等しく弱者の視点に立って言動しなければならない。 鳩山首相は始球式を終えたら直ちに帰国して、これらの問題を自ら率先して取り組まなければならない。 メディアは、特定の勢力、組織におもねることなく、国民の為に正しい情報を提供し、正しい解決策の実現に 貢献しなければならない。 このような考えに反する権力者を鋭く見抜き、批判する。これがこれからの私の発信の原点となる。 それは気の遠くなるほどの退屈な試みである。しかしそれこそが、我々が求めていた政権交代による民主主義の 実現だと思っている。 ──── 天木直人のメールマガジン 2009年9月26日発行 372号 は 以下のとおり「天木直人メルマガ懇親会」を行います。一人でも多くの参加者を 期待します。 記 10月03日(土) 豊橋(愛知県)懇親会 場所 豊橋市民文化会館 第三会議室 〒440-0862豊橋市向山大池20-1 TEL:0532(61)5111 FAX:0532(64)1356 豊鉄バス(豊橋駅前4番乗り場) 岩田団地線・西口線・飯村岩崎線・金田住宅線台町 バス停下車徒歩3分 駐車場158台ゥ 時間 13:30-16:00 10月10日(土) 静岡(静岡県)懇親会 場所 静岡市民文化会館(第一会議室) 「静岡市民文化会館」 駐車場あり 約260台収容 住所:静岡市葵区駿府町2-90 電話:054(251)3751 静岡駅北口 20番バス停留所から すべて静岡市民文化会館へ行きます 時間 13:00-16:30

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