■□■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □■□■ 【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ 天木直人のメールマガジン 2009年9月25日発行 第371号 □■ ──────────────────────────────── ■ お祭り報道の裏に隠された国際政治の現実 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ オバマ大統領が提唱した国連安保理首脳会議が「核兵器のなき世界」への決議を全会一致で採択した。 歴史的な合意だ。 それに呼応するかのように、唯一の被爆国である日本の鳩山首相が、オバマ大統領の核廃絶のイニシアティブ を歓迎し、核廃絶を率先して世界に呼び掛けた。新しい日本の首相にふさわしいデビューだ。 私はそれらの動きに水を差すつもりはない。ブッシュ・小泉時代には考えられない日米関係だ。 しかし、同時にまた我々は見たくないものから目をそらしてはいけない。 国連外交の華やかなお祭り騒ぎの報道の裏で、もうひとつの国際政治が静かに動いている。 それは、国連の一連の首脳会議が開かれている同じニューヨークで、並行して開かれていた中東和平をめぐる 米国、イスラエル、パレスチナの三者首脳会議の決裂である。 9月24日の各紙は一斉にこれを報じていた。オバマ大統領の仲介が不調に終わったと。 しかし現実はそんな生易しいものではない。 パレスチナ問題を常時監視している日本のNGOに、日本パレスチナ医療協会という組織がある。 その会報が報じる現実は次のような驚愕的なものだ。 「ネタニヤフ政権が入植活動全面凍結の要求を突っぱねたまま首脳会談を実現させ、リーベルマン外相が 『会談はイスラエルの勝利だった』と本音をもらした。オバマ大統領とアッバース大統領は、恥をかいただけ」 これだけでも失望させられるオバマ大統領の対イスラエル政策であるが、もっと驚く事がある。 今年1月のガザ侵攻作戦におけるイスラエル軍の行動が数々の戦争犯罪にあたるという国連報告が先程提出された。 それを、国際的非難からイスラエルを守るために、オバマ大統領が国連安保理で拒否権を使うというのだ。 オバマ大統領になっても、米国のイスラエル偏重外交は微塵も動かない。それどころか医療保険改革で窮地に 立たされているオバマ大統領は、ますますイスラエルロビーに屈するほかはないという。 そう考えればすべてがつながってくる。 オバマ大統領は23日の国連総会一般演説の中でイスラエルを「ユダヤ人国会」と言った。この発言が如何に パレスチナ人を逆なでするものか、中東紛争を少しでも知っている者なら驚かざるをえないだろう。 米国外交の最大の課題は反米、反イスラエルのテロとの戦いに勝利することであり、そのテロを支援し、 いまやイスラエルの唯一の脅威であるイランの核保有を阻止することだ。 オバマ大統領の唱える核廃絶は、自ら率先して核廃棄を目指すのではなく核不拡散が目的である。 旧東欧諸国へのミサイル配備計画を中止してロシアに歩み寄ったのも、決して軍縮からではなく、イラン包囲に ついてのロシアの協力を得るためなのだ。 これに呼応するかのように、メドベージェフ大統領はイラン制裁強化に同調した。 これほどまでにアフガニスタンが悪化しているのに米軍はアフガンへの増兵を要求している。 鳩山首相はよく考えたほうがいい。 なぜニューヨーク市警が、鳩山首相の米同時テロ現場の視察と献花に待ったをかけたかを。 オバマ大統領の米国は世界に平和をもたらすどころか、ますます危険なかけに出ようとしているということを ──── 天木直人のメールマガジン 2009年9月25日発行 371号 は 以下のとおり「天木直人メルマガ懇親会」を行います。一人でも多くの参加者を 期待します。 記 10月03日(土) 豊橋(愛知県)懇親会 場所 豊橋市民文化会館 第三会議室 〒440-0862豊橋市向山大池20-1 TEL:0532(61)5111 FAX:0532(64)1356 豊鉄バス(豊橋駅前4番乗り場) 岩田団地線・西口線・飯村岩崎線・金田住宅線台町 バス停下車徒歩3分 駐車場158台ゥ 時間 13:30-16:00 10月10日(土) 静岡(静岡県)懇親会 場所 静岡市民文化会館(第一会議室) 「静岡市民文化会館」 駐車場あり 約260台収容 住所:静岡市葵区駿府町2-90 電話:054(251)3751 静岡駅北口 20番バス停留所から すべて静岡市民文化会館へ行きます 時間 13:00-16:30

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