■□■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □■□■ 【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ 天木直人のメールマガジン 2009年8月5日発行 第293号 □■ ──────────────────────────────── ■ 人事をほしいままにする官僚とそれを許す政治 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ここにきて官僚の駆け込み人事がしきりに報道されている。 各省庁の次官人事が今年の夏は一斉にあわてて決まった。 それが終わったと思ったら、独立行政法人などの天下り人事ラッシュだ。 それをメディアは「政権交代をにらんだ駆け込み人事」であると書きたてる。 だけども、どのメディアもそれをやめさせろとは書かない。 与野党の政治家は、その人事に待ったをかけない。 考えてみればこれほどおかしい事はない。 今度の総選挙のマニフェストの主要な項目は官僚支配の打破である。公務員制度改革である。 民主党はもとより自民党も官僚支配から政治主導への転換を訴えている。国民がそれを期待しているからだ。 それならば、なぜこのような官僚の駆け込み人事が許されるのか。 政治家がその気になれば、今でもこのような人事に待ったはかけられるのだ。 わずか一か月足らずで新しい政権が出来ることになる。それならば、なぜ政府・自民党は次官人事や天下り人事を 新政権成立まで待てと言わないのか。 なぜ民主党は、このような駆け込み人事を許す自公政権に対して、たとえあと一カ月しかない政権がこのような人事を 許していいのか、と責め立てないのか。 格好の選挙対策ではないか。 民主党がそれをやらないようでは、彼らもまた本気で官僚改革をやろうとおしていないということだ。 官僚と全面対決はおぼつかない。 ───────── 天木直人のメールマガジン 2009年8月5日発行 293号

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