■□■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □■□■ 【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ 天木直人のメールマガジン 2009年8月3日発行 第290号 □■ ──────────────────────────────── ■ 誰も書かない1993年のカナダ総選挙 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 今日(8月3日)発売の週刊現代8月15日号が、ついに民主党単独で300議席を超えることが確実になった、 と報じた。大物議員が続々落選するという。 もはやこの流れは止められない。それどころか加速していくだろう。 8月3日の毎日新聞「09衆院選 問われるもの」第6回で、池内恵東大準教授が次のように書いていた。 「今回の衆院選で私は、個々の政策にあまり重きを置いていない。問われるのは、日本人は政権交代ができるか、 ということ。日本を覆う閉塞感を打破するためにリスクを冒すことができるのか、そうした意識の変革が、 (日本人は)、できるのかどうか、ということではないのか・・・」 まさしく、今度の選挙はそれが試されているのだろう。 そして、もし大方の日本人が、この池内氏の指摘のように、閉塞感を打破したい、しかし不安を恐れる、というので あれば、民主党の大勝という流れがいったん出来てしまえば、安心してそちらに一気に傾いていく事は大いにありうる。 そしてこれから書くことはそれにダメ押しする情報となる。それは1993年におけるカナダの総選挙のことである。 私がカナダに赴任する少し前の1993年に行われたカナダの下院選挙において、それまで単独過半数151 (当時の下院定数は295議席)の議席を占めていた与党の進歩保守党が、149もの議席を失い、なんとたった 2議席まで減らしたことがあった。(149議席に減ったのではない。2議席になったのだ!) キャンベル党首はもとより一人を除いて全閣僚が落選したのである。 それを可能にしたのが小選挙区制であった。与党である進歩保守党の得票率は16.7%もあり、50程度の議席が とれる勘定なのに、たった2議席に終わった。 これから一ヶ月近くの間、様々な選挙報道が繰り返されることだろう。その報道振りが国民の選挙態度に影響を 与えていく。 大手メディアが、いつ、どのような形で、このカナダ1993年の総選挙の事を書くか、私は注目している。 それを書くときは、メディアが自公政権を完全に見放した時であると思っている。 ───────── 天木直人のメールマガジン 2009年8月3日発行 290号

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